2018.5.12(土)
新しい事にチャレンジする。
今日は写真の話ですが、実は仕事の話になっているのでな~んだ、また写真の話か~と思わないでください。
私の座右の銘と言っていいと思いますが、松尾芭蕉が奥の細道で新しい境地「不易流行」に達したと言われています。
不易流行とは、不変の真理を知らなければ基礎が確立せず、変化を知らなければ新たな進展がないと言った観念です。
実は私はもっと深い意味があると理解していますが、基礎を重視し時代に合った事を行わないと時代に取り残されると言った感じですね。
今日の話はこの時代をおう新しいチャレンジの話です。
ここで分かり易いので例題として趣味の写真の話をします。
上の写真は水芭蕉の夜の写真です。
この場所は以前から知っていました。
牧場内の一角の場所の良い所に生えています。
しかし、昼間撮ろうとすると、湧き出している水が鉄分が多く、沢底が赤くなっていていい写真にならないのです。
前から残念だなと思えていました。
折角綺麗なのに・・・・・・
ここで新たな発想が生まれました。
夜撮影したら沢底は見えないし、場所が良いので夜撮影が可能でした。
お天気を待って夜中に撮影した写真が上の写真です。
デジタルカメラの645フォーマットで星を流したいのでコンポジット(明合成)する予定でしたので、同じような写真を90枚撮影しました。
ここで技術的な問題です。
このカットはストロボで手前の水芭蕉をライトアップしています。
ピントは∞です。
発送は素晴らしいし、逆に写真も斬新です。
でも、実際に撮影してみると次の問題がありました。
①手前の水芭蕉のピントが合っていない。
②空の部分が画面中間電で、出来れば2/3程度の面積が欲しい。
③夜中に撮影すると色温度が低すぎて、昼間の色温度で撮影すると茶色に色被りするので3000Kに設定した方が自然に写る。
※色温度の問題は、ロウファイルで撮影してあるので、後日PC現像で調整できるが水芭蕉の白はストロボ光で撮影されているので、ストロボにオレンジフィルターを入れるか、明合成の際に別画像として星のカットだけ3000Kで撮影した画像を使う。
という技術的な問題が出ました。
実は翌日撮りなおししています。
少し離れた場所で
①のピントの問題は水芭蕉に合せて空はブラックライトになるようにストロボ照射で撮影
②の問題も空の面積を広くするアングルを、明るい時に決めて暗くなるのを待ちました。
③設定をピント∞にして、色温度3000Kに設定して撮影しました。
これで技術的には完璧です。
しかし、ここで僅かなミスがありました。
この撮影は全て絞は開放で撮影しています。
①のピントも水芭蕉に合せたカットを後でよく見ると、手前だけピントはあっているが、奥は全然合っていません。
僅かなミスが全てを台無しにする事になりました。
来年になるかもしれませんが、必ず完璧な写真を撮ってお見せします。
さて、仕事でも新しい事にチャレンジすると
新しい事に挑戦する。
↓
色々な問題に直面する。
↓ ↘
対策して再挑戦 諦める。
↓
新しい問題に直面する。
↓ ↘
成功する。 諦める。
のルーティンが成り立つのです。
僕の経験ですが、新しい事、前例のない事に挑戦すると色々な問題が出てきます。
しかし、それらを全て潰すことにより完成度はさらに上がって来ます。
最終段階になると、他所では真似のできないレベルまで達しています。
しかし、費やすエネルギーは非常の大変なんです。
すべてうまく行くわけではありませんが、チャレンジする気持ちが大事だと思っています。
今日は分かりにくい話でしたよね。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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