2016.12.19(月)
温泉入浴のマナーで外国人観光客のお手本を!
最近、松之山にも海外の方が多くお越しになるようになりました。
海外の方は、殆ど温泉や銭湯を経験した事がありません。
そればかりか、ほかの人とお風呂に入る経験するらないはずです。
ここは昔から、湯湯治、銭湯、温泉文化の浸透している、日本人として手本になるように、温泉入浴マナーの手本を示しましょう。
改めて温泉マナーの大原則は「人に迷惑を掛けない!」事であり、その次に「汚さない」「独占しない」「騒がない」となるわけです。
では、すべてではありませんが、僕が考えるマナーを書かせてもらいます。
温泉のマナーのイメージ的には
温泉入浴マナー
↓
人に迷惑をかけない
↙ ↓ ↘
①汚さない ②独占しない ③騒がない
と言ったイメージでしょうか。
①汚さない
温泉も大勢の方が利用する場です、ですからほかの方に不快感を与えないような、工夫が必要です。
かけ湯
かけ湯は汚れをお風呂に持ち込まない面と、さらに体を泉質に慣らす働きがある重要な行いです。
大体手桶に10杯位が標準になります。
タオルをお湯に漬けない
体を洗ったタオルは、自分では清潔のつもりですが、他人から見ると汚く感じるものです。
ですから、体をタオルに漬けるのはマナー違反です。
お風呂で体をこすらない
お風呂で体をごしごし、こするのもマナー違反です。
貴方の垢がお風呂に落ちるじゃないですか。
汚く感じますよね。
女性は髪をお風呂に漬けない
特に肩以上のロングヘアーの女性が、髪の毛を束ねないで、そのまま湯船に入ると、髪は湯船につかりますよね。
こんな行為もやめてください。
汗をかいたら、流してから湯船に
サウナなどで、汗をかいたらシャワーやかけ湯で流してから、湯船に戻りましょう。
バスタオルや水着を着用して入浴をするのはやめましょう。
流石に水着はありませんが、当館でも外国の方がバスタオルを巻いて入浴されていたケースはあります。
文化の違いですが、完全に理解してもらうのは難しいですね。
郷に入らずんば、郷に従うしかないですね。
お風呂から上がる時は、体を拭いてから脱衣所に
最近の若者は、自分の脱衣ボックスの前で体を拭く方が多いようです。
お陰で脱衣所はびしょびしょで、後から来る方は大迷惑なのです。
②独占しない
脱衣ボックスの独占
当館でもあった話ですが、脱衣ボックスのカギを持ち帰り、自分専用の脱衣ボックスのカギを持ち帰り、自分専用に使う人も出てきました。
例えば私物を中に入れて、完全に個人の脱衣箱にしてしまった方もいました。
当館ではマスターキーがありますので、定期的にカギのない脱衣箱をチェックし私物が入っていれば預かります。
洗い場の独占
脱衣ボックスの独占は目立ちませんが、洗い場の独占は多くの方が迷惑します。
長時間、そのような状態になっている場合は、当館のスタッフにお申し出ください。
サウナ室の独占
当館では、あまり話は聞きませんが、一部の方がサウナ室を独占して、ほかの人が利用できないような状況を作り上げていると言う話を聞きます。
女性のサウナ室に出現する「サウナボス」ですが、幸いの事に当館では、そのようなお話を聞いた事がありません。
小さな湯船の独占
場所によっては1人しか入れないような湯船もあります。
そんな時は譲り合ってお風呂を楽しみましょう。
③騒がない
クループでの入浴
お風呂に団体で来るとどうしても、大胆になりやすいですね。
仲間との入浴は楽しいかもしれませんが、周りの迷惑も考えましょう。
他の人は、静かにお風呂を楽しみたいのです。
お子さんを騒がせない
お子さんは、お風呂に来ると、大きな湯船が楽しくてしょうがないのです。
場合によっては、プールのように泳いでしまうかもしれません。
このように、お子さんが騒いだり、泳いだりしないように保護者の皆さん、ちゃんと躾をしてください。
会話は静かに
話に熱中しすぎて、大声になったりする場合も有ります。
会話の内容も、人に聞かれると恥ずかしいような内容もあるかもしれません。
あくまでも、公共の場と言う意識を忘れず。
僕が経験した、最も静かな浴室は、栃尾又温泉の自在館の下の湯です。
ここでは、不感温度域という事もあり、何時間でも入っている方もおいでですが、僕はここでしゃべっている方を見た事がありません。
まるで禅道場のような場所でした。
まとめ
このような事は、考えればすぐにわかると思いますが、俺はお客だと言う意識がそうさせてしまうのかもしれません。
温泉は多くの方が利用する「公共の場の一つ」と言う意識を忘れないようにしましょう。
大勢の方が整然とお風呂を楽しむことこそ、これから温泉文化がより広まると思いますし、日本を訪れた外国の方が、さすが温泉文化の先進地と感心されるようにならなければなりません。
このように、マナーを守って気持ち良い温泉ライフをお過ごしください。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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