2015.3.1(日)
もう一度復習しましょう、「熱いお風呂は体に良くない理由」
暫くするとすぐ忘れますので、もう一度高温浴のリスクを復習しましょう。
一見、高温浴はこんな良い効果があるように見えます。
交感神経が刺激され、元気になれます。
一見良い事に感じますが、42℃以上のお風呂に入ると、体の防御反応で交感神経が刺激され、元気になったように感じられますが、逆に疲れるよね。
体の痛みが軽減され楽になる。
これも、良い事のように感じますが、人間は42℃以上のお風呂に入ると、苦痛を軽減するために「βエンドロフィン」という脳内麻薬の1種を分泌します。
更に「βエンドロフィン」は痛みも軽減してくれますが、快楽作用もあり、常習性もあるようです。
結局、熱いお風呂に入ると症状が改善されるのではなく、「βエンドロフィン」の鎮静作用により、痛みが軽減される効果の方が高いと推察されます。
高齢者が熱いお風呂じゃないと入った気がしないって言うのは、この「βエンドロフィン」の常習性のせいだと思われます。
もしかして麻薬中毒と同じ事ですかね。
早く温まり、お風呂後に爽快感が得られる。
早く温まると言う事は、それだけ体に負担を掛けているってことですし、爽快感も汗をかくので、それが引いたときの爽快感と思われます。
結局体に良い事は何もないのです。
更に高温リスクはこんなにヤバイ
ヒートショックという言葉をよく聞きますが、入るお風呂の温度が高ければ高いほどヒートショックのリスクは高まります。
たった1℃の湯温の違いは、血圧の大きな差になってきます。
高い温度のお風呂に入ると汗をかき、血液がドロドロになりやすく、かなり危険の状態ですが、その頃脳内では「βエンドロフィン」が分泌され、鎮静作用によりあまり身体の変化を感じていません。
そうなると、脳卒中や心臓発作のリスクが高くなります。
早期に見つければ、運が良ければ、大きなダメージは避ける事が出来るかもしれません。
公共のお風呂だと、誰かが見ていてくれますが、しかし、自宅ではどうしても発見が遅れがちになります。
ですから、普段から41℃程度のお風呂を推奨しているのです。
当館でも40℃~42℃までの間でお風呂の温度を調整しています。
冬の寒い時期は41.5℃を目標に、夏の暑い時期には40.5℃を目標にお風呂の温度を調整しています。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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