2014.12.27(土)
松之山は大雪ですが、雪の利点を見直してみましょう。
おはようございます、今年の冬はスタートダッシュで豪雪や大雪の部類に入りそうです。
新潟県無人の一番近くの観測点、天水越地点では今朝は2.64mでした。
そして、新たに降った雪は20㎝でした。
この位だと大したことないですけどねェ
雪は完全悪役なのか?
この時期ですから、豪雪の喜ぶ方はあまりいないですけど、本当に完全悪役なんでしょうか?
例えば人間でも、同じ一人でも好きな面もあるけど、嫌な面もあるでしょ。
今回はいつも悪役で、嫌われ役の雪でもよい所はないのか?
今回はそんなところを考えてみましょう。
雪がお金の循環を生んでいる。
この地方では、ある程度雪が降らないと、地元の経済が廻らないって話もあります。
雪が降るとお金を使うわけですよね。
それが経済の活性化につながるって話です。
それに、道路などの除雪費も大きいと思います。
だって、除雪って材料はいらないですよね。
除雪機械の損料+整備費+燃料費など維持費+人件費が原価だとします。
機械の損料の他、殆どが地元に落ちるお金です。
地元にとっては大きなお金です。
水資源としての雪
雪=水ですからね。
もし、これが雨として降ったら大変ですよね。
これは水資源として考えると、大きいですよね。
豪雪地には水力発電のダムが多いのもうなずけます。
松之山も天水田が多いのです。
そういった水田は雪の水資源を当てにしているのです。
大雪の春は抜群に美しい
豪雪の年の春は格別に美しいのです。
私は写真家ですから、豪雪の年の春を良く知っています。
例えば美人林では残雪と新緑のコントラストが素晴らしいです。
棚田でも、雪がとけてフキノトウなどが顔を覗かせる姿は、本当に素晴らしいと感じます。
大雪の年の春は格別に美しいと感じるのは私だけでしょか?
冷熱利用として雪
このように、やはり雪は邪魔者だけではない気がします。
それに、雪の性質を利用して冷熱利用も積極的に行われています。
まず、雪を専用の室で保存し、夏場の冷房に使う方法。
まだ普及率は低いですが、個人住宅にも雪冷房を普及させようと言う動きも有ります。
雪を食品保存に使う
また、雪を食品の保存に使う方法。
当館で販売している雪室コーヒーなどが一例です。
他にもそのような雪保存の食品は沢山あります。
当館でも抜群の人気で、毎年何トンも販売している雪下ニンジンも一例です。
共通して言えるのは、長期保存が可能で、さらに食品が美味しく熟成するってことでしょうか。
このように、全く悪者では無い事がお分かりいただけたと思います。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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