2014.12.16(火)
雪降る日に撮影するときのシャッター速度は?
今日は写真に関するマニアックな話です。
あの豪雪の最中の12月13日、自宅の窓から183㎜の焦点距離で撮影した写真です。
雪の降る時にリアルさを表現しながら撮影するって難しいと思うのです。
今回は望遠レンズで撮影してみました。
焦点距離は約200㎜の望遠レンズですがシャッター速度でどのような変化が現れるでしょう。
まず遅い方からですので1/15秒で撮影した写真。
上と同じ写真ですが建物の中心部分だけ切り抜きました。
かなり雪が流れて筋状で原型が分りません。
次に1/25で撮影した写真
少し筋が目立ってきたようです。
次は1/40秒で撮影した写真
私はこの位が一番雪が降っているような表現になっていると思うのです。
上の前景写真はこのシャッター速度で撮影された写真です。
次は1/100で撮影された写真
この位になると雪粒が止まって見えます。でも少しぶれている感じ。
次は1/160秒で撮影した写真ですがさらに止まって見えます。
最後は1/400の超高速シャッター速度
写真でも分るとおり降り積もる雪はシャッター速度1/100秒以上でほぼ止まって見えるようです。
しかし完全に止めるには1/200秒程度必要です。
更に、別な写真でも検証してみましょう。
下の写真はシャッター速度1/30秒で撮影されたものです。
やや雪のブレ具合が長い気がします。
では拡大してみてみましょう。
次はシャッター速度1/50秒です。
そしてシャッター速度1/100秒です。
最後に1/200秒の写真です。
ほぼ止まって見えます。
検証で分るとおり、雪が降っている際に、雰囲気よく撮影するには1/40秒前後が良く、完全に雪を止めるには1/200秒以上のシャッター速度が必要になることが分ります。
こうした技術の積み重ねが、素晴らしい写真の礎となると私は信じています。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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