ある日帰り温泉事件簿 出禁事件Part1

世の中、色々な人がいます。
そんな人間模様の一端を感じてもらえれば幸いです。

出禁とは?

出禁とは、出入り禁止令の事で、施設やサービスを提供する側から、利用拒否しますと言ったような利用者側を排除する施策の事です。
「出入り禁止」の略で。店舗などにおいて、店側が「他の人の迷惑になる」、あるいは「店の利益を著しく損なう」などと判断された人物に対し、入店を拒否・禁止すること。

事前のお約束

これはあくまでもフィクションで当館で起きた事ではありません。
そして登場人物も全く架空の人物です。
もし、似ていると感じても、それは気のせいです。
深読みしないようにお願いします。

その事件

自宅にいると、間もなく閉館になりそうな時9:30頃会社から電話がありました。
内容はお客様同士でもめている、収拾がつかないので来てほしいとの事。
話を聞いても全くらちが明かない。
被害者と思われる方に、相談して今後の事もあるので警察にして、連絡して事情を整理してもらいました。

有り得ない状況

お客様同士のトラブルですが、内容が一方的過ぎて有り得ない内容です。
私の判断では、暴力は無かったにしろ傷害事件ではないかと思えた。

被害者と思われる方に了解を頂き、取りあえず警察に電話し来ていただいた。
もし被害者と言われる方が、訴えれば傷害事件として成立するのではないかと思う。
後々の事を考え、きちんと整理した方が良いと思った。

簡単な内容

何度話を聞いても僕には理解できないですが、突然Aが全く面識のないBに絡んできた。
「なんで俺の方を見るんだ!」
「それっておかしいだろう。」
「謝罪しろ。」
とか突然言い始めたそうです。
Bにしてみれば全く心当たりもなく、そちらの方を見た覚えもないそうです。

僕は専門家ではないので、分かりませんが、Bの方がウソを言っているようにも聞こえなかったので、それって完全に被害妄想のい極端な例なんじゃないかと思えた。

後でわかった、とんでもない事実

後で分かった事です、言いかかりを付けたAさんは一人でお風呂に来ていたそうです、しかし両親は近くの別な施設に行ってAさんだけ当館を利用して頂いていたそうです。
Aさんは心を病んでいて、自宅で療養中との事でした。
少し話をしたのですが、すごく頭が切れる方で、本来は優秀な人なのではないかと感じました。
しかし、両親も他の方の接触でトラブルがある可能性があったのに、息子さんだけ一人にさせた事に私は無責任さを感じました。

已む得ず出入り禁止

実際大きな騒ぎになってしまったし、多くの方にご迷惑をかけたので、その事のけじめとして、Aさん一人での出入り禁止処置とさせていただきました。
何かやり切れない思いでしたね。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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