源泉井戸の洗浄現場紹介

洗浄準備完了

今日は、源泉井戸の現場はお休みなので現場を紹介します。

源泉にはトラッククレーン25tクラスと発電機、さらにコンプレッサー(空気圧縮機)の機械が控えています。

何の現場?と思うほど大がかりですよ。

温泉井戸は径200mmだそうですが(入り口はもっと大きいと思います)
一応地下1,100mまで掘ってあるそうです。

当館にとって期待していた原因

僕が期待したのは、途中何かの原因で蓋がされて、温泉が出なくなってしまった可能性でした。

この場合は、その閉塞部を取り除けば元のように温泉が自噴してくるわけですの、その段階ですぐに営業できる予定でした。
しかし先週の段階で径80mmぐらいのロットが井戸の底まで到達しているのに、自噴してこないって事は、その希望は無いって事です。
閉塞部分もないって事なんですよね。

何故自噴が止まったか?

僕が想定する原因は2つ考えられると思います。

メタンガスが枯渇して自噴できなくなった。

この場合は、温泉はまだ地下にある訳ですので、動力によって汲み上げる事は可能です。
勿論、設備の追加と井戸内までの電力供給は必要ですが、その後は量は分かりませんが、安定供給が可能だと思います。
推定ですが、電力工事と設備工事にさらに1カ月はかかると予想されます。
一番の難関は県の許可で、温泉審議会の許可が必要だと言う事です。
ホームページで確認したところ新潟県の温泉審議会は年間3~4回開かれているようです。
3月/7月/11月がローテーションのようです。
ですので7月の温泉審議会の審議を受け、許可と言う話になると思うので7月中に再オープン出来ればって予定になると考えられます。

温泉そのものが枯渇した場合

この場合は事態は深刻で、現在はその可能性も否定できません。
ただ、温泉が急に枯渇する事って余り考えられないと思います。

この場合は現在の源泉井戸を諦めて、新しい井戸を掘る事もあり得ますが、仮に1,200mの新しい温泉井戸を掘る場合は費用的な問題も出てきます。
もう一つの方法として、現在ある井戸を更に深く掘り進み、新しい温泉の脈を探す方法もあります。

どちらも、温泉が出る保証は全くありません。
さらに、温泉資源の保護の観点からは、あまり望ましくありません。

松之山温泉の源泉から

鷹の湯三号井から分湯してもらう方法も考えられますが、技術的に問題もあります。

高低差が60mほど高い、延長が1.5キロほどあるなどの問題もあります。
更に誰が工事をするかと言う問題もあります。
例えば十日町市が行う場合は、予算化してそれからですから、本年度の工事は不可能と考えられます。

来年開通だと1年以上休館しなくてはならない訳ですから、実質閉館と言う形になると思います。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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