永野光太郎ピアノコンサートでは、ピアノ50年の物語がありました。

こんにちは、28日夜は松之山では永野光太郎ピアノコンサートが行われました。

素晴らしい内容でした。

残念ながらそれほど多くの方の参加はありませんでしたが、内容は濃いものでした。
永野さんは技巧派で、難しい曲を弾きこなす方なので、どうしても演奏はその傾向になります。
あまり、ピアノに精通していない方は面白くない内容だったかもしれませんが、ピアノを知っている方にはたまらない内容だと思いました。

次回開催する機会があったら、もっとポピュラーな曲も入れましょうと打ち上げで話をさせていただきました。

ただ、永野さんは曲を丁寧に説明していただいたので、初心者でも

かなり理解できたのではないでしょうか?

今回使用したピアノのお話。

今回はピアノの調律を中里の池田さんにお願いしました。
事前に見てもらったところ、調律だけではとても対応できそうもないので、簡単なオーバーホールをさせてくださいとご提案頂きました。
そして、昨日を迎えたわけですが、ピアノに触った永野さんが、このピアノスゴク良いっておっしゃってくれました。

日本製でYAMAHAのピアノで今から50年前に作られたピアノだそうです。
現在は公民館の2Fにありますが、元は東川小学校の音楽室にあったらしいですが、廃校になり朽ち果てそうなので、公民館に移動したピアノです。

本来なら小学校の廃校で役目を終えたピアノかもしれません。
多くの小学生と共に過ごしてきたピアノでしょう。
作られて50年もたち、役目を終えたと思われたピアノでしたが、第二の使命を宿し活躍しているのです。

永野さん自体もチェンバロを作る職人さんでもあるようです。
古いピアノですが、中身は現在と違い良い材料で作ってあるので、びくともしていないそうです。
例えば、木製楽器の代名詞的なヴァイオリンなど、100年前の楽器でも十分活躍しています。
だから、大事にメンテナンスして使えば、今後もますますやわらかい音色を奏でてくるピアノで、今後も活躍してくれるのだと思います。

僕は学校で使うピアノなんて・・・・・・
と馬鹿にしていましたが・・・・・
弾き手が素晴らしいと、素晴らしい音がするんですよ。

その驚きは、今まで近所のおばさんだと思っていたのに、歌を歌ったらすばらしい歌を歌う、スーザン・ボイルのような存在に感じました。

永野光太郎さんのお話

また、永野さんは両親とも作曲家の家庭に生まれた方で、ものごころ付いた頃には自然とピアノを弾いていたそうです。
高校を卒業され、ベトナムが生んだ天才ピアニスト、のレッスンを受けていたそうです。

ご存知の方も多いと思いますが、ダン・タイ・ソンは東洋人で初めてショパンコンクールに優勝した天才ピアニストだそうです。
音楽関係者によると、その方のレッスンを受けるだけで大変な事なんだそうです。
だって全世界にはダン・タイ・ソンのレッスンを受けたいと思っている人は星の数ほどいるのです。
その中で、彼の目に止まった才能豊かな若者だけがレッスンを受けられるそうなのです。

そんな話を伊勢谷さんから聞かせてもらったら、本当に永野さんは凄い方なんですよ。
それが、売り込んでもいませんが、日本ではあまり知られずにいること自体がもったいない気がしました。

定期的に永野さんとは、交流していきたいと思いました。

タグ:
永野光太郎ピアノコンサート

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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