新潟市の幻の割烹「小新たつみ」

ホームページもない。
予約もなかなか取れない。
でも、美味しいらしい。

新潟にそんな幻の料亭があります。
実は現在、来店するお客様より、お弁当中心に変えたそうです。
料亭がお弁当や？？？？
チョット落とし過ぎでないの？？

そう思えましたが、そのお弁当が2種類あって2,160円と3,240円の2種類です。

えええ、弁当が2,000円以上もするの？
コンビニ弁当の約4～5倍もするじゃん。
こんな高い弁当売れるのか？

そう思いながら、2,160円の弁当を食べてみた。
中身にはご飯を含め、8種類ぐらいの料理が少しづつ入っていました。
コンビニ弁当の高級版って感じかな？？

所が食べてみて驚いた。
どれを食べても、えええ・・・って感じ。
当然コンビニ弁当より高級素材を使っているのでしょうが、さらに手間をかけて、一つ一つ手を抜かず作り上げた料理の感じがするのです。

例えば、化学調味料の味など片鱗もないのです。
カツオだしでしっかり煮込んだ野菜。
他のどれを取っても美味しいのです。

完成度が非常に高く、料亭で食べる高級日本料理そのものの味がするのです。

食べ終えて、これで2,160円は安いかもと思えるのです。

しかし僕はここで痛恨のミスをしました。
お腹がすいていたので、写真を撮らないで全部食べちゃいました。
だからお弁当の写真はありません。

実はこの幻の割烹「小新たつみ」は弟のやっている店なのです。
昔から妥協を知らない、職人気質でした。

それが縁あって、高校を卒業して新潟の老舗割烹　鍋茶屋で修業し、その後東京でも修業して、最後は鍋茶屋の煮物担当を任せられるようになって、独立しました。

鍋茶屋卒業生の中には、大衆的な料理に転身した方も沢山おいでですが、弟の場合は両親の助けもあり、独立できたので自分のやってきた料理を続けることが出来ました。

だから常に最高の味を目指せたので、たかが弁当でも人を感動させる力があるのだと思います。

ちなみに、月に作るお弁当の数を聞いて驚きました。
新潟市の方にも美味しさはしっかり伝わっているんですね。

お店を予約しようとしても、お弁当が忙しと断られます。
土日5人以上で申し込むと、予約が取れる確率が上がると思いますが、まずは2,160円の高級弁当を頼んで食べてみて決めても遅くないと思います。

割烹　小新たつみ
新潟県新潟市西区小新西3-10-1　
℡025-231-2731

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