ご存知ですか?入浴時に頭にタオルをのせる理由
なんとなく、お風呂と言ったらタオルを頭の上にのせているイメージがありませんか?テレビドラマや旅番組などでも、みなさんそうですよね。
なんとなく、温泉に入っている雰囲気は出ますよね。
さて、この頭にタオルを載せるって、みなさんどんな理由を想像しますか?
だいたい、タオルの置き場所に困るからとかタオルの盗難に遭わないため。
(あまりタオルを盗まれたという話は聞きませんが・・・。みなさん似たようなタオルをお持ちですからね。)
ですよね。確かにその理由も一理あるかもしれません。でももっと、科学的な理由もありますので、今日はそのお話をしようと思います。
濡れタオルと乾いたタオルどっちを乗せる?
みなさんあまり意識していないかもしれませんが、頭にのせているタオルは濡らしていますか?乾いていますか?さあどちらでしょう?答えは、濡らしたタオルを頭の上に乗せましょう!なぜなら濡らしたタオルをのせるのは湯あたりを防ぐからなのです!
冷やしたタオルをきつく絞って頭の上に乗せましょう。
のぼせは首から上に血液が集まってしまった状態(オーバーヒート)になっているわけなので、冷やしてあげることで防げます。
ただし、立ちくらみを防止するためには熱いお湯で絞ったタオルをのせるほうがいいのですが、たぶんご自分がどちらに当てはまるかわからないと思うので、冷やしたタオルをのせたほうがいいでしょう。
でも、お風呂によってもタオルの使い方を変えるのも手です。
内風呂と日差しの強い夏の露天風呂は「冷たいタオル」
冬の露天風呂は脳卒中防止のために「熱いタオル」がオススメです。
小さくたたんで、チョコンはNG
タオルにものせ方というものがあります。
不安定なのせ方はタオルを落とさないように首の筋肉がいつの間にか緊張状態になり、肩こりの原因になりますから、頭を多いかぶせるように乗せるのがポイント。
その方が先程に書いた湯あたり防止にもつながります。
今までなんとなくのせていたタオルも実は重要な役割があったんですね。
こまめにタオルを冷たい水で濡らしてみたほうが、湯あたりを防ぐことができそうです。ですが、ほかにも水分を取ったり、かけ湯をしたりそういったことにも気を付けてくださいね。