松之山は藤の花が綺麗です。

現在松之山は八重桜が終わり、藤の花が綺麗です。

毎年初夏の前の景色でとても趣がありますが????

でも、僕はこの景色は、あんまり好ましくないと思っています。

藤は蔓になります。
大型のフジの蔓になると、宿主を絞め殺してしまうのです。
例えば、藤蔓にまとわれた木は、幹全体を覆われ、藤に光を取られ本来の光合成の能率は激減します。
だって木々が生存競争でやっと高い場所の良い場所を苦労して確保しているわけです。

それなのに、後からススス…と最初は細い蔓ですが高い場所の良い場所を確保すると、どんどん成長して次第に幹を覆ってしまい、いい場所を独占してしまうのです。
宿主は徐々に良い場所を奪われてしまうのです。

そして藤の蔓は栄養と太陽をたくさんもらい、徐々に成長し自分も太くなっていきます。
そうなると宿主を絞め殺してしまうわけです。

その前に冬は枝に雪が付く確率が多くなって、雪によって木や枝が折れる確率も高くなります。

昔はフジの蔓が伸び始めたら、早めに切っていたので人間が林を管理していましたが、最近は離村して地主がいなかったり、そんな手間をかける時間がなかったり、知識がないせいで野放しの状態です。

でも、僕は今の時期になると複雑な心境になります。藤の花は綺麗ですし、藤の蔓は籠などの材料としてとても風情があっていい感じです。

最近はインテリアとしても使えますよね。

でも実際は野放しで、それが自然回帰ではなく、人間が少し手を加えた方がはるかに美しい森が出来るのですがね。

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タグ:
絞め殺しの木
藤の花

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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