2014.11.20(木)
松之山温泉の湯花は、紛らわしい色なんですよ。
おはようございます、今日はお風呂の湯花について考えてみたいと思います。
湯花とは温泉成分が結晶化したものです。温泉の湯口に固まっていたり、湯全体に漂っているカス状ものです。
元となる泉質やでき方によって外観や化学的性質が異なるようですが、温泉成分が固まっただけですので、「炭酸カルシウム」や「硫酸アルミニウム」といった単一の物質ではなく、それらの混合物で主だと思われます。
どうです、専門家らしいでしょう、ネットで調べてコピペしただけですから(笑)
松之山温泉は、成分が濃いので湯花も複雑です。
私の経験ですと、松之山温泉の湯花は50℃以上では、小石状か砂状の鉱物質になるようです。
さらに、それ以下の温度だと茶色の布状か、茶色のカキ玉汁状の湯花になります。
大きな湯花だと、お客様からクレームになりますね。
お風呂にう○こが沈んでる、とヘルプブザーが鳴るんですよ。
そんな場合は、実際にすくって臭いを嗅いでもらいます。
天然の良質泉で特に成分が濃い温泉は、どうしても湯花が発生します。
また、湯船の流れ口なのどに、凝固して固形物の塊となってしまう場合もあります。
では、湯花の発生を抑えたり、無くしたりするにはどうするか?
1つに循環ろ過という方法があります。この方法は、常に循環ろ過していれば、湯花が非常に少なくなりますが、源泉の魅力も損なわれます。
新しい源泉供給を少なし同じ源泉をろ過しながら使用していれば、その後の温泉成分が飽和になって結晶の結果の湯花が減るかもしれませんがね・・・・・
もう一つの方法は、温泉をうめるという方法です。加水は一般的に表示を正しくすれば認められています。
ただ、加水量の表示はしなくていいので、どの位加水しているかは不明です。
業界内ではスポイト温泉なる言葉もあるようです。これは、大量に加水し温泉を少量混ぜた形にも拘らず、天然温泉と表示している例です。
さて、当館に関しましては、内風呂は源泉かけ流しで、循環はしていませんので、松之山温泉そのままの濃度で楽しんで頂けます。
また露天風呂に関しては、循環様式で湯張りの際に1/3ほど水を貯め、その後温泉を注湯しています。
しかし、温泉の量が多いのと泉質が濃いので、特に冬の間はやはり湯花は多く出ます。
このように、湯花は良質泉の印ですので、ご理解いただきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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