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私たちはこうして、奈落の底に落ちて行った。Part3

今年6月に試験的に汲み上げた、当館が使っていた源泉井戸

今日は当館最大の試練のお話です。
現在もコロナで観光施設は試練と向き合っていると思うのですが、今から3年前のナステビュウ湯の山過去最大の危機のお話をします。

今回はPart3になります。
先回では実際に源泉が止まり、今後どうなるかまで書かせて頂きました。
今回はその続きです。

ようやく方針決定

本社と掘削業者との間で、どうやったら長期間温泉が確保でいるか協議しました。
検討されたのは2つの方法です。

現在の井戸を増し掘りする方法

新たに井戸を増し彫りする方法も検討されました。
その方法だと、リスクもあり、掘ってみなと出るか出ないか分からないです。
しかし、以前の地質状況では出る確率が高いそうです。
しかも自噴する確率も高そうです。
欠点は不確実だと言う事
温泉資源の競争になりやすい事
費用と時間が掛かる事などです。

動力装置による汲みあげ

調査の結果、地下にはまだ温泉が沢山ある事が分かりました。
自噴していませんが、それを動力による汲み上げ方式する方式です。
この方法が現状では一番確実ですね。

エアーリフト方式の汲み上げ

地下深くまで、管を差し込み、そこに空気を送り込みエアーのリフト力で温泉を汲み上げる方式で、高温の温泉に良く用いられるようです。

だと温泉に塩分が多く含まれているので、近隣の施設の例でも、頻繁に管を変える必要が出てきます。
だって濃い食塩水の中に、空気を送る訳でしょ。
それは、面白いように錆びるよね。

温泉ポンプによる汲みあげ

そこで長期間安定して温泉を確保できる、温泉ポンプによる汲み上げ方式に決まりましたが、ここでまた問題が出てきます。

汲み上げ方式は決まったけど

ようやく、現状の源泉井戸はそのままで、動力装置による汲みあげをする事が決まりました。
そして、それは安定性やメンテナンスの面から温泉ポンプによる汲み上げ方式と決まりましたが・・・・

当時、国内温泉ポンプの耐熱温度は90℃で、ナステビュウ湯の山の源泉温度は96℃を超えています。
地下では恐らく100℃近くの温度が想定されるが、国内の温泉ポンプではその熱に耐えるポンプがないと言う問題です。

ですから、温度が高い温泉は一般的にはエアーリフト方式を使うが、ナステビュウ湯の山の場合は塩分が濃すぎて、配管がすぐに劣化するので半年毎に交換するのでは、実用的でないのです。
海外には200℃程度の温度にも耐えるポンプがあるので、それを採用する事になりました。
しかし、特殊ポンプなので非常に高価なのと、発注してから制作するので時間がかかるそうです。
輸入する日程迄いれると、10カ月から約1年かかるそうです。
この場合は日本三大薬湯の良質泉が、このような形の障害になるとは・・・・

次々起こる、新たな問題!

動力装置の設置許可が下りてから、ポンプの発注でそこから現地に設置するのに約一年かかるという事になりそうです。
新潟県でも最速の受付で、許可が出るのが11月
そこからポンプが来るのが1年後
もう!!!どんだけ時間がかかるか分かりませんね。

そして、新たな問題が・・・・
収入は全くなくなるという事です。
スタッフをどうするかと言う問題です。
これは私も悩みました。
しかし、もし施設がオープンできても、スタッフがいなければ営業できないのです。
更に、2016年の秋に何人も突然スタッフが辞めた時に、頑張ってくれたスタッフも含まれていたのです。
結局、どうすればいいかなんて誰も答えを出せないと思います。
と言うのは、再オープンすることは決まっても、時期はなかなか決まらない。
何時オープンでいるかも不透明。
さらに色々あるんです。
動力装置を付けるにしても、電力とかの問題もあるし。
山中まで電力を引く事態も大変なんです。

本社にはそんな調整を全部してもらい感謝です。
ここでは書きませんが、嫌ほど色々な問題があり、ようやく2018年7月28日再オープンすることが出来ました。
スタッフも一部は出向と言う形で頑張ってもらい、再営業の際は最後まで残った4名とパートは全員戻ってきてくれました。

そんな訳でこれで全て順調に再営業にこぎつけれるはずですが・・・・次回は最終回ですので明日をお楽しみに!

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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