2020.6.21(日)
長期休業していたから分かる休業の本当の怖さ!
当館は以前、自家源泉の井戸から絶え間なく湧き出していた源泉が、突然止まってしまうというアクシデントから1年3か月休業した経験を持っています。
ですから休業の怖さが良く分かるのです。
今回は長期休館の弊害について考えてみたいと思います。
サービス業が休業してはいけない理由
お客様はあなたの施設に興味が無い。
お客様は貴方の施設の関係者でもないし、貴方の施設に特別な思い入れを持っているお客様は極僅かです。
お客様全員に休業の告知は不可能だですよね。
要するに興味が無いけど、たまたまお越しになるお客様は休館していると、悪い感情をお持ちになって帰ります。
どんな感情か言うと「せっかく来てやったのに、勝手に休みやがって、もう当分来てやらないぞ!」という感情です。
お客様は忘れるのが早い。
貴方は一昨日の夕食何食べたか覚えていますか?
このように、人間は忘れやすい動物なのです。
よほどお気に入りの施設でない限り、そこに来てくれた常連と呼ばれるお客様でも忘れてしまうのです。
特に当館のように1年以上休館した施設では、記憶のかけらも残っていません。
再オープンして一番苦労した点がこの点でス。
新たに認知してもらうのには非常に大変で、以前のようになるには数年を要するかもしれません。
スタッフのモチベーションが下がる。
当館のお話ばかりで済みませんが、当館が休業して、いったいいつ頃再オープンできるか迷走していました。
そんな中で、私は再オープンにはスタッフが一番大事なんだと言い続けてきました。
ですから社員については、休業中も100%お給料は払い続けていました。
※100%と言っても残業も最低の手当しか付きませんので、実質のお給料は減ります。
ここでの100%とは、基本給の100%と言った意味です。
しかし再営業開始して1年以内で半数のスタッフは辞めてしまいました。
私の立場にしてみれば、せめて休館しか期間の1年半ぐらいは務めてもらいたいと思っていますが、それを口にすると恩着せがましく見えるので言いませんが・・・・
今考えると、辞めた人間は縁がなかったからと思うより仕方がないですね。
このように長期間ぶらぶらしていると、モチベーションが下がってしまったて、忙しくなっても身が入らないのです。
まとめ
こんな風にサービス業が長期間休業すると、外から見ていても分からないかもしれませんが、弊害が沢山出てきます。
これを乗り越えるには、また試練が有るわけですよ。
だから、無理しても休まない方が良いのです。
今年はコロナで沢山の施設が1か月以上休業しました。
当館は目の前に危機が来ていれば休みましが、色々対策して最低限の機能で休館しないで運営していました。
他所が休んでいる最中なので、儲かったろうと言われますが、現実は全く儲かっていません。
5月の連休売り上げはあったと言っても同時期の半分以下で
1/3程度ではどうにもなりません。
こんな苦労するなら、休んだ方が良かったと思いました。
他所かっら批判され、リスクを背負って、苦労ばかり多くて儲かりもしませんでしたから、その手腕は批判されてもどうしようもありませんが、私は以前の経験から、休まない事がベターと判断したからなのです。
皆さんは次のコロナの感染拡大ではどうしますか?
私は状況を見て決めたいと思っています。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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