ナステビュウ湯の山の現在はこんな状況です。

昨日、知り合いのラーメン店が開店1周年で半額キャンペーンをやっていたので、食事に行って来ました。

そこで、よく当館に来ていたお客にお会いしました。
やはり、情報不足のによる不安が一番強いようですね。

その方とお話していて、一番感じたことは情報不足と理解不足の為に、大きな誤解が生じているようです。

そこで、今回は現在分かっている情報をお知らせしようと思います。

なぜ温泉が出なくなったのか?

これは原因は分かりません、殆ど自噴温泉が止まる場合は徐々に少なくなってくることが多いようです。
当館の場合は春に少なくなったのは感じたのですが、そこからいきなり止まったって感じす。
ちなみに、温泉が止まった午前中も源泉井戸で、温泉温度を測定してきましたが85℃ありました。(通常は96℃でした。)
完全に止まる時は急激に温度が下がると聞いていたからです。
その数時間後に全く止まってしまうなんて考えていませんでしたが、主な原因は吹き上げる原動力のメタンガスが無くなってしまったと思われます。

その後の調査で、地下には温泉脈があり、そこにはまだ多くの温泉があるので動力で汲み上げれば温泉が確保出来ることが分かりました。
誤解もあるようですが、当館は独自源泉井戸を使っております。

松之山温泉の他の施設は、違う源泉井戸を使用しておりますので、他施設は全く影響がございません。

では?何で工事を進めないのか?

温泉法と言う法律があって、動力汲み上げする場合は許可を取らないと工事が出来ません。
現在は新潟県に温泉汲み上げなど一連の申請をして許可を待っている状態です。

最終的には温泉審議会を経て許可が出ると思われます。
今年の許可日は聞いておりませんが、例年だと11月10日~18日頃が多いようです。
今年は11月13日~17日の間に認可が下りると予想しています。

認可が下りてから、工事が始まります。

その後は

認可でどの位温泉を汲み上げるか容量が決まりますので、それから温泉ポンプの発注になります。

今回は泉温が高温なので、熱対応した特殊な温泉ポンプが必要になります。

規格に合った温泉ポンプを探すわけですが、運が良くて国内にその規格のポンプがあれば、早く復旧できる予定です。

しかし新規に合せて新規で制作するとなると、日本国内で作るのではないので、最大で10カ月程度かかる場合もあるそうです。

ですので、最短復旧は1カ月程度ですが、最長復旧はさらに10カ月かかる可能性もあります。
全ては認可の内容によりけりなので、そこから動き出す感じになります。

よって現時点では●月〇日に営業再開しますと言えない事情があります。

温泉はどんな温泉になるの?

殆ど源泉井戸も増し堀や、口径を大きくしている訳ではないので、現状のまま汲み上げる形になります。

試験汲み上げで、立ち合いで温泉を採取しその結果は次のようになりました。

成分的には今までとほとんど変わりないです。
PHが若干下がって中性泉に、温度は約80℃もありました。

さらに鉄分が多く含まれ含鉄Ⅱが泉質名に加わりました。
総合的には松之山温泉と成分はそれほど変わらないです。

しかし鉄分が多い温泉だと、赤系の色になる事もあり得ます。
これも実際温泉を汲み上げてみて、お風呂に張ってみないと分かりません。

タグ:
ナステビュウ湯の山現在分かっている事

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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