2017.8.14(月)
今のナステビュウ湯の山は?
現在当館は長期の休館中です。
人間で言えば大病をして、療養中と言ったところです。
今年5月に起きた事
当館は独自の源泉井戸で営業していました。
良質温泉が毎分200ℓ以上自分していた優秀な井戸でした。
実際にはそれほど量も必要なく、源泉バルブで必要量だけ調整していました。
ある専門家は、そのように温泉が出ようとしているのに、無理にバルブで制限すると、温泉の井戸にとっては悪影響があるという方もいます。
長い間そんな事を続けたせいでしょうか?
突然温泉が全く自噴しなくなり、現在に至ります。
少しは出ているという事ではなく、全く出ていません。
そんな事あるのかな?
その後の調査で動力(ポンプやエアーリフト)で稼働すれば温泉が確保できることが分かりました。
その時の安堵は今でも新鮮に覚えています。
希望の光が見えた瞬間
半分はもう無理と言う感じがしていましたが、何とかすればまだ温泉が確保出来、又営業が出来る見通しが立ったのですから。
しかし、実際にはここからも気の遠くなる道が待っていました。
しかし困難も
温泉法ってご存じですか?
温泉行政には温泉法が関わって来ます。
新規であっても、古い井戸であっても、新たに動力設備を追加する場合は申請を出して認可を受ける必要があります。
当館の場合は7月の審査は4月までに受付でしたから、間に合いませんでした。
となると11月の審査の受付をするより手がないのです。
最近調査を終え申請書を出しました。
今後は審査が終わり、認可されると思うのですが、それから工事になります。
まだまだ先は長い事になりますが、粛々とこなしていくより仕方がありません。
人間の大病に例えると
よく、ガンになってよかったと言う人がいます。
映画監督の大藪春彦監督のように、余命三カ月の宣告を受け「良かった」とおっしゃったそうです。
これで表現者として、凄い映画が作れるかもしれない、と思ったそうです。
他にも、人生を目的もなく過ごしていたが、ガンになった事により大切な時間を実感して充実した人生をすごく方も多いそうです。
その様な方は、ガンと言う大病を患っても治った方に多いようです。
当館と似ていると思いました。
当館も重大な病にかかり、長期休業を余儀なくされていますが、これはには再開の見通しがあるんです。
この経験が決して無駄ではないと信じています。
今はそんな気持ちで、休んでいる時間も少しでも成長できるように努力をしていかないといけないと感じています。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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