2016.12.7(水)
何をして良いか悩んでいる、貴方にお勧めの映画!
これから、エクスマの上級セミナーで、好きな映画を紹介しなければいけません。
どんな映画を紹介するか考えたのですが、僕は「世界最速のインディアン」を紹介することにしました。
何故?
それはこの映画が良い映画だった事と、さらにあまりヒットしなくて、知られていないって事が理由です。
皆さんはタイトルから、何を想像しますか?
インディアンの青年がオリンピックで世界記録を樹立る物語?
それじゃあまりにベタでしょ(笑)
僕もこの映画は2005年の公開当時一度しか見ていません。
でも、とても印象に残っています。
それは映画全体に流れる空気管が爽やかな事と、テーマがしっかりしている事ですね。
この映画はニュージーランドの片田舎に住んでいた、バート・マロー氏をモデルに描いています。
彼はお金もない、地位もない、家族もない、家もなくガレージに住んでいるのです、更に若くもないという、何もない老人でした。(当時63歳でしので、老人というには気の毒ですが)
しかし、彼には何物にも代えられない夢があったのです。
その夢はとてつもなく大きくて、周りの人は誰一人信じていませんでした。
でも、一人だけ理解者がいてくれたのです。
それは、近所に住むトム少年でした。
そして彼の夢は、青年時代に購入した、インディアンバイクを改造して、世界最高速度を作ることです。
片田舎の老人にそんな事が出来るはずがないと、みんなは冷ややかな目で見ていたのです。
しかし、この老人はトム少年に「忘れるな、夢を追わない人間は野菜と一緒だ!」と諭すのです。
彼にはない物も沢山あるのですが、彼には普通の人が持つ欲がなく、その分人に対して素直に接しることが出来る人だったようです。
結局彼の周りには、多くの人が集まってくるのです。
ある日、地元の暴走族にバイクでの掛レースを申し込まれました。
勿論彼は受けて立ちますが、二つのミスをしてしまいます。
レースと言っても、海岸を走って帰ってくるだけですが、まずスタートでエンストをしてしまい、大きく出遅れてしまいました。
しかし、世界最速を目指す彼のバイクは、出遅れたにも拘らず、あっという間に彼らに追いつき、圧倒的なスピードの差で、彼らを追い抜いてしまいます。
しかし、二つ目のミスは、直進は早いのですが、カーブは大の苦手なのです。
結局折り返し点で転倒してしまい、彼らに負けてなけなしのお金を取られてしまいました。
そして、いよいよアメリカユタ州のボンネビル・ソルトラッツのスピードモータースポーツに挑戦する為に出発すると言う時に、あの暴走族たちがやってきて、賭けで勝ったお金と、自分たちの集めたカンパ金を彼に渡すのです。
あこがれの、ボンネビルに到着しても、問題は起きます。
車検や安全の審査を通過していない車両は、レースにも参加できないことが分かりました。
当然の事ですが、そんな事も彼は知らなかったのです。
しかし、参加者の多くの若者が、せっかく遠くからやってきた老人なんだから、せめて記念に走らせてやるように、大会の運営者に掛け合ってくれます。
そして、ようやく特別参加という形で、コースを走ることを許されます。
でも、この時でも誰も彼が偉業を成し遂げるなんて思っていません。
せっかく遠くから来たので、思い出にと思っていました。
様々な困難もありましたが、その度に見ず知らずの人が助けてくれる。
それは彼の純粋さに共感して、彼のファンになったに違いありません。
やがて、運命のスタートです。
そこでも、周りの心配をよそに、彼はユーモアでレースを楽しむのです。
そして、彼がスタートします。
スピードを上げた彼のバイクは、あっという間に人々の視線から消えます。
そして、どんどんスピードを上げていき、時速も世界最速に迫るころ、彼のバイクのエンジンは熱を持ち、彼の足を焦がしていました。
それにも耐え、世界最速に迫ろうとしたとき、彼のバイクはフラッターを越し、不安定になっていました。
そんな苦境を、彼は頭を持ちあげ、空気抵抗を増やすことで解決しゴーグルも飛ばされても、アクセルを緩めることありませんでした。
そして、誰もが信じていないバイク1,000㏄以下の分野で世界最高速を達成してしまったのです。
この瞬間、レース会場にもその実況が流された瞬間、参加者全員の歓喜と祝福の嵐が巻き起こるのです。
その後、彼は毎年のようにレースに参加し、何度も世界記録を更新してきました。
ちなみに、彼の記録は現在も破られていません。
この映画はとても良く出来た映画です。
DVDも発売されていますので、機会があったら是非ご覧になることをお勧めします。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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