2015.6.19(金)
「俺がこの施設を選んで来てやった」と言う盲点。
3回シリーズの概要(笑)
こんにちは。今日から3回シリーズで、お客様と施設側について書かせてもらいます。
僕は自分自身がお客さんになって、色々施設を利用することも有りますし。
ナステビュウ湯の山の責任者として、お客様を迎える立場でもあります。
今回はそんな経験をもとに、普段感じている違和感や、お客様の盲点をいろいろ書いてみようと思い始めました。
今宵は第一回の
「俺がこの施設を選んで来てやった」と言う盲点。
二回目明日の予定
お客様は神様にはなれません。
3回目
信者のお客様の増殖法
を予定しています。
今回は好きな事を存分に書きますのでお楽しみに。
「俺がこの施設を選んで来てやった」は思い込み。
箱根に天山という日本を代表する日帰り温泉があります。
僕も何度か行った事のある素晴らしい施設です。
当然人気施設なんですが、何となく皆さん静かに過ごされているって感じです。
大人の空間って雰囲気を感じました。
料金も日帰り温泉としては高い部類ですね。
かなり昔になりますが、この天山のネット評価や口コミを見ていたら、大した大きな声で話していないのに、従業員に静かにするように言われて、気分が悪かったとか。
子供が走ったら注意された。
その程度で注意するっておかしい、といったような書き込みを見ました。
僕は、その記事を読んで、また行きたいと感じました。
上記の二組は、施設側から、あなた方は軽くもう来なくても良いですよって言われたのと同じ意味だと思います。
つまり、施設側からのアクションですからね。
あそこは、騒いだり賑やかにする場所ではないのです。
その、施設側もクオリティを維持する為に、空気の読めないお客様には注意するんでしょうね。
勿論、そうすることによって、そのお客様が来なくなることも十分承知していると思います。
これは私の想像で、実際、天山はどう考えているか分かりませんよ。
でも、大勢のお客様が来ても、騒がしさを感じさせないクオリティを維持する事を考えていると思いますよ。
それとは別に、軽井沢にトンボの湯って星野リゾートが経営している日帰り温泉があります。
ここも、軽井沢という立地にも影響してか大体付近の相場の倍くらいの入館料を設定しています。
ここのメンテナンスは凄いですよ。
木製の椅子や桶は、まだ使えても時期が来れば、全部交換しています。そして滅多に従業員を見たことがないのですが、ある日僕が成分表をスマホで写真を撮っていたら、従業員が出てきて、浴室内の写真撮影はお断りしています、と言われちゃいました。
成分表の撮影は良いそうなので、そのまま撮影させていただき帰って来ましたが、どこかで見てるの?と余りのタイミングの良さに驚きました。
このように、特に高級感を売りにしている施設は、結構厳しくお客様に要求しているようです。
何か『お前の来るところじゃないよ。』って言われているみたいですが(笑)
当館の出来事
さて、皆さんお楽しみの当館のお話をさせていただきます。
私がフロントをしている時の話です、帰りがけにニュースレターのアヒルのボールペンのクーポンを出されました。
当館は館内にも湯の山ニュースを沢山おいていて、受付の時1回しかオマケがもらえない仕組みです。
そうしないと、何回も貰いに来たりして収拾がつかないから。
そして、この方は俺だったらもらえて当然という感じで、クーポンを出されましたので。
申し訳ございません、当館ではクーポンの交換は入館時のみとさせていただきます。
と丁寧にお断りましたよ。
すると〇子を呼べ
とおっしゃいました。
俺は常連で受付スタッフは良く知っているんだ、文句を言ってやるって雰囲気でした。
昼休み、〇子さんを昼寝しているのに、起こしてフロントに行くとそのお客様はすでに玄関から帰っていました。
呼び止めようと思いましたが止めました。
あのお客様は、受付の〇子の名前は知っていたのに、社長の顔は分らなかったようです。
ああ影薄い(笑)
ここで共通している事は、お客様の思い込みですね。
俺はわざわざ、お前の施設を選んでやって、ここに来てやったんだ。
だから多少の融通や俺の言う事を聞け的な雰囲気をお持ちの方が多いです。
でも施設側は、やんわりと「貴方が来ると雰囲気が悪くなるので、もう来ないでね。」と言っているのです。
お金を出しているお客だから、多少の事は許されると言うのは、お客間の思い込みなんです。
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今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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