松之山では今が旬、山菜の知識 その1

松之山は山菜のシーズンですが、山菜の知識を少しばかり書いてみようと思います。

ゼンマイはプロ用の山菜

山菜の王様はゼンマイですよね。
超高価ですが、それだけ手間のかかる山菜なのです。

山にはこんな感じで生えています。
出たばかりのゼンマイは綿をかぶっていて良く分かりませんが、採るゼンマイは女ぜんまいだけなんです。
男ぜんまいは、先に出て胞子を作ります。
親からは、男ぜんまいは硬いから食べておいしくないので取るなと教わりました。
でも胞子を出す訳ですので、子孫を絶やさない為の工夫かも知れません。

見分け方は、頭の部分が丸みを帯びています。
逆に女ぜんまいは、薄い感じですよね。

お正月のおせちなどにはなくてはならないゼンマイ。
でも、険しい山の斜面から取って来て、茹でてて、頭や綿を取り、揉みながら陰干しで乾燥させる。

非常に手間がかかります。
昔は入広瀬では、春になるとやまに泊まり込みでゼンマイを取るプロがいたらしい。
そして、ゼンマイは漢方薬の一種で薬効成分もあると言う事です。
以前聞いた話ですが、豪雪地帯のブナの多い山里でないと、ゼンマイは固く苦くて束られないそうです。
雪がゼンマイのアクを和らげたり、美味しくしているのかもしれません。

ウドはポピュラーな山菜

 山菜初心者だと似たような植物と見分けがつきませんが、これがウドです。
出た芽は毛でおおわれていて、最初の目は赤い色素が特徴です。

てんぷらなどで食べると美味しいですね。
独特の苦みに似たアク的な味があり、それはフキノトウに共通している気がします。
両方とも春の味ですね。
ゼンマイと同じでその根はすり潰して、湿布薬の代わりにするなど漢方の成分も含まれているそうです。

食べられる時期は短く、すぐに成長して2メートル近くになります。
良くウドの大木と評されるのは、大きく育つことからでしょうか?

春を代表する山菜の1つです。

タグ:
ウド
ゼンマイ
山菜

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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