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温泉の恵みは、冬は甚大です。

投雪機で除雪しました。

昨日もさまざまな準備をしていました。

私はお風呂のデッキ部分の除雪作業です。

これをやらないとデッキの足場が確保できず、営業再開時に外気浴ができません。

この空間は、冬は温泉の排水熱を利用して雪を消し、夏はデッキとして活用しています。

しかし、今年のように冬場に温泉が来ないと、あっという間に雪に覆われてしまいます。

雪を消さないと、こんな風に埋まります。

本当に、温泉はありがたい存在です。

実は、温泉熱は雪消し以外にも活用しています。

平日は浴室のカランからお湯が出ますが、その多くは温泉熱と地下水を熱交換してつくった温水です。

限りあるエネルギーを有効利用しています。

さらに、夜間はお湯の使用量が減ります。

余った温水は玄関先の消雪に回しています。

このシステムが機能しないと、玄関前もすぐに雪で埋まってしまいます。

館内の暖房にも温泉熱を利用しています。

当館には3か所の熱交換器があります。

まず源泉の高温を利用して一次熱交換を行い、その温水を切り替えによって2階のファンコイルへ送ります。

これによって暖房をまかなっています。

・2階廊下

・1階浴室へ向かう階段スロープの天井

・大広間へ向かう階段の天井

この3か所は、冬の間ほぼ一日中稼働させています。

そのおかげで館内が極端に冷え込むことがなく、強い暖房をかけなくても快適な室温が保てる仕組みです。

そして2番目、3番目の熱交換は地下水との熱交換です。

冬は地下水の温度が10℃以下になります。

(施設近くの地下水貯蔵タンクが屋外にあるためです。)

温泉の温度が年間を通してほぼ一定でも、熱交換する地下水の温度は変化します。

冬は8℃前後、夏はその倍の16℃程度になります。

温泉の温度と量が同じであれば、地下水温が低い冬場はつくれる温水の量が少なくなる、ということをご理解いただけると思います。

逆に夏場は、熱交換でつくられた温水をタンクに溜めきれず、やむを得ず放流している状況です。

つまり地下水も同時に使用しているわけですから、豊富な地下水があってこそ当館は成り立っています。

このように、私たちの施設は自然の恵みを最大限に活かして成り立っています。

一つでも欠ければ、大きな影響が出てしまいます。

改めて、大自然の恵みに支えられていることのありがたさを感じました。

だからこそ、一日も早く温泉が戻ってきてほしいと思うのです。

 

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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