2026.2.27(金)
温泉の恵みは、冬は甚大です。

投雪機で除雪しました。
昨日もさまざまな準備をしていました。
私はお風呂のデッキ部分の除雪作業です。
これをやらないとデッキの足場が確保できず、営業再開時に外気浴ができません。
この空間は、冬は温泉の排水熱を利用して雪を消し、夏はデッキとして活用しています。
しかし、今年のように冬場に温泉が来ないと、あっという間に雪に覆われてしまいます。

雪を消さないと、こんな風に埋まります。
本当に、温泉はありがたい存在です。
実は、温泉熱は雪消し以外にも活用しています。
平日は浴室のカランからお湯が出ますが、その多くは温泉熱と地下水を熱交換してつくった温水です。
限りあるエネルギーを有効利用しています。
さらに、夜間はお湯の使用量が減ります。
余った温水は玄関先の消雪に回しています。
このシステムが機能しないと、玄関前もすぐに雪で埋まってしまいます。
館内の暖房にも温泉熱を利用しています。
当館には3か所の熱交換器があります。
まず源泉の高温を利用して一次熱交換を行い、その温水を切り替えによって2階のファンコイルへ送ります。
これによって暖房をまかなっています。
・2階廊下
・1階浴室へ向かう階段スロープの天井
・大広間へ向かう階段の天井
この3か所は、冬の間ほぼ一日中稼働させています。
そのおかげで館内が極端に冷え込むことがなく、強い暖房をかけなくても快適な室温が保てる仕組みです。
そして2番目、3番目の熱交換は地下水との熱交換です。
冬は地下水の温度が10℃以下になります。
(施設近くの地下水貯蔵タンクが屋外にあるためです。)
温泉の温度が年間を通してほぼ一定でも、熱交換する地下水の温度は変化します。
冬は8℃前後、夏はその倍の16℃程度になります。
温泉の温度と量が同じであれば、地下水温が低い冬場はつくれる温水の量が少なくなる、ということをご理解いただけると思います。
逆に夏場は、熱交換でつくられた温水をタンクに溜めきれず、やむを得ず放流している状況です。
つまり地下水も同時に使用しているわけですから、豊富な地下水があってこそ当館は成り立っています。
このように、私たちの施設は自然の恵みを最大限に活かして成り立っています。
一つでも欠ければ、大きな影響が出てしまいます。
改めて、大自然の恵みに支えられていることのありがたさを感じました。
だからこそ、一日も早く温泉が戻ってきてほしいと思うのです。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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