
ナステビュウ湯の山頭上に再び虹は出るのか?
今日で、いよいよ正月休みが終わります。
そして明日から、源泉ポンプの交換工事が始まります。
工事自体は3日ほどで終わる予定ですが、あくまで「予定」です。
さて、仮に温泉が無事に開通したとしても、すぐに営業再開できるわけではありません。
この間、配管は完全に冷え切っています。
冷えることで配管は縮み、さまざまな問題が起きる可能性があります。
松之山温泉は、非常に濃い温泉です。
そのため、温泉成分の一部が配管の内側に付着し、長い年月をかけて少しずつ厚くなっていきます。
イメージとしては、血管にコレステロールが付着するのに近いかもしれません。
過去の経験から分かっているのですが、この付着物は、急斜面の配管ほど多くなります。
おそらく、急斜面では温泉の流速が上がり、配管との摩擦によって何らかの作用が起き、成分が付着しやすくなるのだと思います。
問題は、冷えて縮んだ配管が再び温泉で温まり、その際にこの固形成分が剥がれ落ちることです。
剥離した成分が一か所に集まると、配管が詰まる恐れがあります。
そのため、温泉が開通した初期段階では、排泥バルブを使って固形物を排出しながら、慎重に流す必要があります。
これを怠ると、配管閉塞という深刻なトラブルにつながりかねません。
また、ナステビュウ湯の山より下流では、民家にも温泉を供給しています。
過去には、配管の収縮によって伸縮継ぎ手が外れ、地中に温泉が漏れ出した事例もありました。
そのため、周辺配管の点検も欠かせません。
さらに、館内の温泉配管も注意が必要です。
長期間、貯まり湯の状態で使用されていなかった配管では、全国的にもレジオネラ菌が繁殖する事故が起きています。
長い間使っていなかった館内配管は、レジオネラ菌に汚染されている可能性があるため、再開前には必ず消毒作業を行わなければなりません。
このように、1週間以上温泉が止まると、「温泉が来たからすぐ営業再開」というレベルの話ではなくなります。
見えないところで、多くの確認と作業が必要になります。
私たちは、すべての工程を一つひとつ確実に行い、
1月10日ごろの営業再開を目指して全力で取り組んでいます。
もう少しだけ、お時間をいただければ幸いです。