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今年の夏のリスクに向き合う!

空梅雨の夏、水と暑さへの備え

今年は空梅雨で、まったく雨が降りません……。

こうなると、夏のリスクについても考えておく必要があります。


水の問題

水は、当館の運営において非常に重要です。

当館では館内のほとんどの水を地下水でまかなっており、特に問題になるのが温泉の熱交換システムです。

高温の温泉は、地下水と熱交換することで適温に下げてから湯船に供給しています。さらに、熱交換後に温まった地下水(約50℃)は、カラン(洗い場)の給湯にも利用されています。

このシステムにとって地下水は不可欠。万が一、地下水が枯渇すると、システムそのものが稼働しなくなってしまいます。

もちろん、巨大な貯水タンクはありますが、それでも限界があります。そうなった場合、水道水に頼ることになりますが、空梅雨が続くと水道の水源も厳しくなる可能性が高くなります。

そのため、今のうちから効率的な運用に努めています。

なお、地下水は「雨が降ったらすぐ増える」というものではありません。私たちの経験では、雨が降ってから1か月ほどしてようやく地下水が増え始める感覚です。

「こんなに雨が降ってるのに、なぜ水不足?」という疑問が出るのは、こうしたタイムラグがあるからです。

現在、当館では地下水タンクの水位を10日毎にチェックしています。現在、1日あたり1センチずつ水位が低下中。これが3メートル近く下がると、非常に深刻な状況になります。

今後、雨が降らない状況が続いた場合は、平日の水風呂休止という対応を取る可能性があります。

それでも水が不足した場合は、休館という選択肢も視野に入れざるを得ません。

そうならないことを祈るばかりです。


高温とエアコン問題

女性脱衣所は壁面が多く、直射日光で壁が温められるため、エアコンの効きがあまり良くありません

もちろん、対応は検討済みです。

現在のエアコンの設置場所があまり適していないことが分かりました。交換も考えましたが、冬の暖房には問題がないため、夏場専用の補助エアコンを増設することにしました。

本日中に取り付け作業を終え、明日電気工事を行います。


燃料の備え

当館では重油は使用しておらず、ボイラー(あまり使いません)や2階の温冷水発生装置(冷暖房)は灯油で稼働しています。

6.8Kほど残っているようです。

もし灯油が切れると、2階の冷房が使えなくなるため、本日残量を確認しました。その結果、夏場を乗り切るには十分な灯油が確保されていることが分かりました。

これは、ひとまず安心です。


まとめ

今年の夏は、「水の確保」と「暑さ対策」が大きな課題です。

皆さまに快適にご利用いただけるよう、今後も状況を注視しながら、最善の運営に努めてまいります。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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