お風呂の温度は本当は40℃が良い。

今朝の松之山。雪は降っていますが、そろそろ晴れ間が出ると期待しています。

今朝の松之山。雪は降っていますが、そろそろ晴れ間が出ると期待しています。

おはようございます、毎日雪が降り続いていますが、今日は日中晴れ間も覗く予報ですから、そんなに大した雪ではなさそうです。

お風呂がぬるいと苦情

実は昨日お風呂の温度を測りに行ったとき、温度は40.7℃でした。
すると、あるお客様が「ぬるすぎる、もっと温度を上げてくれ!」と苦情を頂きました。

表面温度が40.7℃だと、低層部は-0.5℃程度低い場合もありますが、いずれにしても40℃を越えています。

お風呂の適温は何度?

体に負担を掛けずに、ゆっくり入れる温度は40℃が適温なんです。驚きでしょ、毎日42℃以上のお風呂に入っている方には、水に感じる温域です。

42.5℃からタンパク質が凝固する温度だとも言われています。勿論、人が42.5℃以上のお風呂に入って、体のタンパク質が凝固するかといえば、答えはノーで、そうならないように体の防御反応が起きるのです。

お風呂に入るとどんな刺激がある?

お風呂に入るって、毎日の事で慣れてしまっていますが、実は大きく環境を変える事なんです。空気中から水中へ。外気24℃から40℃へ。

首までお風呂に浸かると、体に水圧が500キロも掛かると言われています。実は、こんなに環境を変えているのです。にも関わらず、いきなりドボンと入って良いのでしょうか?

刺激を和らげるために

まず、かけ湯でこれからお風呂に入るよって、体にお知らせをしてあげなければなりません。

それから、半身浴で30秒ほど慣らしてから、全人浴に移行してください。首までお風呂に浸かると、急な温度変化と500キロにも及ぶ高圧の水圧が体にかかります。その圧力を和らげる目的もあります。

実際のお客様は?

では、当館にお越しのお客さまで、実際にかけ湯をして、それからゆっくり体を慣らしてから、最初は刺激の少ない湯船の尻から入浴する人が何人いるでしょうか? 答えは、ほとんど皆無です。

その結果は?

悪条件が重なると・・・その前にまず悪条件とは、

  • 高齢者で適応能力が低くなっている方
  • 体の調子が悪い方
  • お風呂の温度が41℃以上の高い湯温のお風呂
  • 脱衣室の温度が低い
  • 夜中とか早朝の時間
  • いきなり湯船に入る方

などなどです。これらのリスクが重なって入浴事故は起きると言われています。即ち入浴事故は習慣病の一種かもしれません。

タグ:
お風呂の温度調整
入浴事故

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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