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カメラマンのマナーを考える。

「カメラマンのマナー違反横行」について思うこと

地元の東頸新聞というローカル新聞に、「カメラマンのマナー違反横行」という記事が掲載されていました。

ご存じのとおり、松之山は「野鳥の宝庫」と称されるほど、種類も個体数も豊富で、愛好家の間でも高い評価を受けています。

特にこの時期、「アカショウビン」や「ブッポウソウ」が営巣するため、撮影がしやすくなります。

営巣場所さえ突き止めれば、親鳥は必ずそこに戻ってくるため、カメラマンにとっては絶好のチャンスとなるのです。

たとえば「アカショウビン」などは、営巣期に巣の場所を見つけるのは、それほど難しいことではないようです。

しかし、抱卵期にカメラマンが近づいて撮影することでストレスを与えると、抱卵を放棄してしまうことが多いそうです。

雛がある程度大きくなれば放棄することは少なくなるようですが、小さなうちは親鳥が警戒して巣に近づけなくなり、結果として雛が餓死してしまうこともあると聞きました。

もちろん、心ある一流のカメラマンの多くは、無理に近づくことなく、静かに見守る姿勢を大切にしています。

しかし残念ながら、一部の三流カメラマンは、そうした配慮を欠き、「自分さえ良い写真が撮れればよい」と考え、周囲への迷惑を顧みない行動をとることがあります。

そのような一部の人たちの行動が、野鳥カメラマン全体の評価を下げてしまうことが悲しくてなりません。

私が師と仰ぐ風景写真家・辰野清さんというプロカメラマンがいます。

この方は、常にマナーを大切にし、決して無理をせずとも、見事な写真を撮影されています。

まさに「一流」あるいは「超一流」と呼ばれるにふさわしい方だと思います。

マナーを無視して写真の出来だけを優先する人は、どこまでいっても「二流」にすらなれないのではないでしょうか。

三流ゆえに、かえって周囲に悪影響を及ぼす存在になってしまうとも言えるかもしれません。

私たちの大切な自然を、そうした人たちによって損なわれることのないよう、心から願っています。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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