ブナの働きに感謝してみましょう。

今日も僕のブログに来てくれて、本当ににありがとう、別に来なくても良いのに、わざわざ来てくれて感謝です。
最近はブログも少しテンション下がり気味ですが、気を入れなおして頑張ります。

松之山の代表的なブナ林の美人林は新緑から、濃緑に移行しつつあります。
大厳寺高原のブナもだいぶ緑が濃くなってきました。
新緑は天水山の山頂付近がピークでしょうか。

生まれたてのブナの葉は本当に何とも言えない色をしています。緑色+黄色+赤色などいろいろな色が含んで、柔らかい空間を醸し出しています。

生まれたてのブナの葉は産毛に覆われていることは多いです。本当に人間の赤ちゃんに似ていますね。

この葉は、やがて萌木色に変わり、次第に濃い緑になっていきます。ブナの葉は、夏は光合成をおこなって木を成長させます。

林の中では、ブナ以外の樹木もありますが、ブナの成長力に歯が立ちません。

そして、空の太陽の恵みを、全部ブナの葉に奪われ、やがて枯れていく運命なのです。
勿論ブナ同士でも生存競争は盛んです。

小さいときは密集していきますが、巨木になればなるほど、木の間隔は広くなって行きます。

太陽の恵みは限られているのです、その恵みを最高に受けたものだけが、生き残っていけるのです。
優しいブナ林も、物言わない生存競争の最中です。

静かな生存競争ですね。

今生まれたてのブナの葉は秋には、役目を終え落葉して朽ち果てていきます。
でも、その朽ち果てていく無数は葉っぱは来年以降の成長の肥料になるのです。

ブナの林はとても保水力が高いのです。
朽ちた葉っぱと、ブナの根が絡み合って、原生林のブナ林の中を歩くとふかふかのマットレスの上を歩いている感覚がします。

そして、降った雨は幹を伝い根元に集まるのです。
また、そこから湧き出すミネラル豊富な水は、バクテリアを育て、川や海を豊かにしてくれています。
そして広大なブナ林は森のダムのような機能を果たして、洪水を防いだりしてくれます。

こんなに、調和していく生き方を人間ももっと学ばなければいけないのかもしれません。
そんな気持ちを持ちながら、ブナ林を散策するとまた違った趣があるかもしれません。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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