ええ!『水風呂の効用』を知らないのですか!!

昨日エフエムとおかまちに出演していて、驚きました。
日帰り温泉に何のために水風呂があるのか分からないって話が出ました。

ええ!水風呂の効用を知らないですか!!
正直驚きました。
当館のように後から水風呂を追加した施設もありますが、通常は最初から計画しないと出来ないのです。

後で追加が難しい水風呂施設

それは?なぜかと言うと、水風呂の循環方式が特殊だからです。
水風呂の水を循環するには、ろ過+殺菌施設のほかに、水温を一定に保つ→水温を下げる為の機械→チラーと言う施設が必要になります。

これは循環している水温を下げる為の機械です。
これがないと、水風呂は大体15℃~25℃程度に設定されている温度が、がだんだん暖かくなってしまいます。

ですから、後で追加するのは非常に困難なんです。
当館のように地下水を直接水風呂に流し込む方法だと、追加設備も必要ないので後から追加できるのです。

水風呂の効果

では水風呂はどんな効果があるんでしょうか?
あくまでも、入浴+水風呂かサウナ+水風呂の場合です。
水風呂だけだと、体に負担が大きいのでお勧めしません。

美肌効果

これは、放送では紹介していませんが、水風呂で美肌効果が期待できます。
お風呂やサウナで温まった肌の表面を水風呂で刺激すると、肌がギュッと締まります。
その刺激が肌の細胞を活性化させててくれます。
更に末梢血管や汗腺なども刺激して、活性化させてくれます。
結果肌が若返ったり、張りが回復したりすると考えられています。

疲労回復効果

お風呂やサウナだけでも疲労回復効果はありますが、さらにパワーアップするのが、さらに水風呂を追加する事です。
体の芯から温まると、毛細血管も広がり血流が増します。
そして、水風呂に入る事により体の表面近くを冷やすことにより、その部分の血管が収縮します。
そして、冷やした体は急激に元に戻そうとします。
その結果が、普通にお風呂に入るより毛細血管のポンピング運動で刺激され、血管も若返るし血流も増してくるのです。

そして、老廃物や疲労物質も早く分解されるのです。
ここでのポイントは血流ですね。
余談になりますが、体の表面近くの血流が増す為に、例えば食後直ぐにお風呂に入ると、消化に廻る血液が不足して消化不良を起こすので注意が必要です。

体のバランスを整える効果

今の時期、冷房病とか悩んでいる方も多いですし、ストレスが原因で自律神経のバランスを崩す方も多いと思います。
こういった時に水風呂を利用する事が効果的です。

サウナや、少し熱いお風呂に入ると交感神経が刺激されます。
また、そこで水風呂に入ると、一時的にはさらに交感神経が刺激されますが、その刺激から解放されると一気にリラックスします。
この際副交感神経が刺激されているのです。
刺激→緩和→刺激→緩和を2~3回繰り返すことにより、更に効果は高まります。

これによってストレスの軽減や自律神経の調整に役立つのです。
結果体のバランスを取り戻していきます。

最近体がだるいとか、調子が悪いな~と思っている方は、温浴施設でサウナで全身汗が出るまで3分~10分程度→水風呂1分程度→休憩を3セット位繰り返してみて下さい。

きっと効果が実感できると思いますよ。

免疫機能を高める効果

最近、アトピーや花粉症で悩んでいる方の話を多く聞きます。
このように最近はアレルギーの異常で苦しんでいる方が増えている印象です。

特にお子様の場合は気の毒ですよね。
そんな時には水風呂や冷水シャワーが効果的です。
最近は夏は冷房、冬は暖房施設が充実して、体が楽をしています。
こんな中で免疫機能で大事な臓器『副腎』も楽をしてさぼってしまっているのです。

結果、アレルギー反応が出てしまっている方が多いのです。
副腎って小さな臓器ですが、アレルギーと特効薬のステロイドは『副腎皮質ホルモン』の一種です。
このように免疫に大事な物質を生産してくれる副腎を目覚めさせるには、冷水浴が効果的なのです。
昔の人はそれほど冷暖房が普及していなかった分、花粉症の方も少なかったのです。
でも昔の生活に戻る事は出来ませんので、その分水風呂で副腎に刺激を与え、さぼらないように監視してあげる事が効果的なのです。

このように、色々な効果が期待できる水風呂ですから、無理をしないように上手に利用しましょう。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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