お風呂の極意は五感を癒す事だと思います。

休館の間に色々なお風呂におじゃましました。
そこで、不思議な体験をしました。

それは妙に性に合うお風呂と、そうでないお風呂があるって事です。
豪華な施設なのに落ち着かない、癒されないお風呂もあります。
その逆に質素なのに落ち着くお風呂もありました。

それは清潔度なのか?
泉質なのか?
色々考えていましたが、このほどようやく、こうなんだろうと結論に至りました。

それは五感に関係しています。
皆さん五感ってご存知ですか?

視覚・嗅覚・聴覚・味覚・皮膚の感覚を五感と呼びます。
お風呂に入る時は、裸です。
これら五感に作用する力が多いんですね。

例えば視覚
緑や広い山並みなどの景色が見れると、視覚が癒されます。
色系統で言うと青色系が癒されるようです。
そう言えば青空と白い雲を眺めていると癒されます。
露天風呂で外を眺めながらお風呂に入ると気持ちいいのはこういった理由からでしょう。

次に嗅覚
温泉の匂いって癒されますよね。
何か効きそうって香りですからね。
逆に腐敗臭とかは逆に作用しますね。
温泉の消毒に使う塩素臭もマイナス要素です。

聴覚
波の音、小川の流れは癒される音です。
温泉が湯船に注がれる音も案外癒される音になります。
ですから、そういった点も意識して湯船を作る必要があると思います。
逆に車の音や、人工的な機械音は一般的には癒されない音になります。

味覚
お風呂に入って、味覚はあまり影響ない気がしますが、色々な感覚から味覚を想像するようだと癒しに繋がります。
嗅覚に連動する事も多いですね。

皮膚の感覚
お風呂に入る訳ですから、直接皮膚に感じる訳ですよね。
昔は気持ちよいと感じる温度が42℃と言われてきましたが、現在は41℃程度が気持ちよい温度とされています。

また、暑いお風呂に入ると、そのあとに気持ちよさが来るって事もあります。
サウナも高温で体にプレッシャーを与え、休憩するとその後に気持ちよさかが来ることがあるので複雑ですね。

このように五感に悪い影響のあるものを少しでも排除する事が、温浴運営者の務めかと思います。

そこまで考えている運営者は少ないのかな?

タグ:
お風呂と五感

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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