就任当初から本当に悩んだ、飲食の持ち込みについて。

最近色々と就任した当初の話を書いています。

過去の追想記事(笑)

一回目は無料券乱発の事を書いた
ナステビュウ湯の山に就任して驚いた事!
次2回目は以前からあった、無料でいい加減なシルバー会員について書いた
変な会員制度のお陰で、今の会員制度があります。
などなど、書かせてもらいました。
良かったそちらも読んでみてください。

今回のテーマは飲食の持ち込みについて

そして、今回は一番悩んだ飲食の持ち込み自由という制度についてです。
お客様にとっては、茶菓子や漬物を持ち込んで休憩所で休めっるって魅力的です。

皆様はサービス業の法則ってご存知ですか?
滞在時間と消費金額と集客範囲は比例するって事です。

日帰り温泉の場合は、お客様の滞在時間が長ければ長いほど、平均客単価も上るし、遠い所からも来ていただけるって事です。

だって、お風呂に入る1時間の為に往復3時間以上の道のりを来るかって事です。
それより滞在時間が6時間あれば、往復2時間の道のりも納得出来ますよね。

この片道1.5時間とは当館では長岡市全域と、上越方面では妙高新井方面までカバーします。
そうなると一気に商圏範囲は広がります。

そういう方々にとって、朝お弁当とつまみを持って、一日休みに来るには持ち込み自由は本当に魅力的です。
施設側にとっても、滞在時間が増えるのは非常に魅力的ではありました。

しかし、これを最終的に全部禁止にしたとは、鬼のような社長ですね(笑)

本当はすごく悩んだ。

この件は非常に悩みました。
お客様にとっても、施設にとってもそんなに悪い制度ではないのですから。
それを、少しばかり飲食単価を上げるために、禁止にするなんて・・・・・
ってそれ違います。

何で飲食の持ち込みをお断りするようになったか?
それは・・・・・・・匂い・・・・なんですね。

その当時は、冬になるとキムチとか自家製の自慢の漬物を皆さんが持ってこられていました。
どうしても、自宅のご自慢の漬物や、場合によっては煮物なども独特の匂いがします。

するとどうなるか・・・・・
それらの匂いが交じり合って大広間ばかりか、フロントに居ても分かる様な何とも言えないような匂いがするのです。

お客様も長くいれば、鼻が利かなくなるでしょうか、最初に大広間に入ったお客様変な匂いに驚くでしょう。

何とかしなくては・・・と最初は漬物の持ち込み禁止にしました。
しかし、すっかり持ち込みに慣れたお客様は全然言う事を聞いてくれませんでした。

一年間色々やりましたが、どうしても匂い問題は解決されず、とうとう最終的には飲食の持ち込み禁止にすることにしました。

その際、お客様には色々言われ、そんなに儲けたいのかと非難もされました。
そして、もう二度とこんな所には来ないよと捨てセリフを吐いて帰るお客様もいました。

思いは、いつか通じる。

しかし、実際は多くのお客様から、長い時間心地よく休んでもらいたいから。
例え自分たちが良くても、他のお客様に迷惑かけても良いって正義はないと思い決断しました。

でも、それが浸透する間ににまた一年くらいかかりました。

お客様に、「ご存じなかったかもしれませんが、当館は飲食の持ち込みをお断りするように変わりました、どうぞご協力ください。」って感じでお願いしていました。

それは、お客様の為に行った事で、その事をご理解いただくには時間がかかると思いました。

その時、去ったお客様も久しぶりに来たら、休憩所も爽やかで悪くないって思ってくれると良いな~と考えています。

僕の思いは、いつかきっとお客様にも伝わると信じています。

タグ:
飲食の持ち込みについて。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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