2016.8.28(日)
源泉かけ流し以外本物温泉と認めないあなたに。
最近源泉かけ流し神話が出来て、それ以外温泉じゃないという風潮もあります。
そこで今回は、この問題を考えてみたいと思います。
源泉かけ流し温泉とは
確かに源泉かけ流しは、贅沢な温泉の入り方です。
そしてほとんどの施設で常用で塩素殺菌をしないでも衛生状態が保てるのも有利な点です。
厳密にいうと、湯船のお湯が1~2時間で入れ替わる量を供給すしている温泉が、源泉かけ流し温泉だと個人的な見解を持っています。
循環温泉とは
それに反して、循環温泉はお風呂をろ過器でろ過しながら、循環するので温泉が古くなっている感じがして嫌だとか、塩素臭が強くていやだという方もいます。
※循環環境の施設は殆ど塩素殺菌を行っています。
他の方法を取っている施設もあります。
しかし、温泉は限られた資源です。
源泉かけ流し以外は温泉じゃないとしたら、現在運営しているほとんどの施設が営業できなくなります。
循環式の温泉も良い点もあります。
それは、
〇温泉資源を有効に使える。
〇衛生管理がしやすい。
〇温泉がこなれて、刺激が緩和され肌に優しくなる。
などなど、メリットも沢山あります。
スポイト温泉や偽装温泉の問題
しかし、加水は認められていますが、温泉の量を増やすための加水はおかしいと感じています。
温泉には成分表がありますが、加水する施設は、加水後の温泉成分も表示するべきだと考えています。
さらに以前白骨温泉等で問題になりましたが、偽装温泉も非常に問題で、温浴業全体で取り組んでいかなくてはいけない問題だと思っていますが、そのような施設はほんの一握りだという事も言えます。
松之山温泉は循環して風化すると、独特の匂いがしてきます。
その方が温泉らしい匂いがする温泉もあるのです。
ちなみに私自身は源泉かけ流しのワイルドな温泉が好きですが、これは肌が強い事にも起因します。
全員がそのような極端なpHや、強い温泉に入れるわけではないのです。
まとめ
だから自分に合った温泉を上手に利用する事が基本になります。
源泉かけ流しが上で、循環が劣ると言う事ではないと思います。
しかし、大量に加水するスポイト温泉や偽装温泉は非常にモダン代だと思っています。
ちなみに当館は、露天風呂が循環で、内風呂はかけ流し温泉ですので、両方楽しめる施設となっています。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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