2016.7.20(水)
今年もやって来ます、ヘラクレスオオカブト!
今年も当館にヘラクレスオオカブトがやって来ます。
毎年すごい人気で、男のお子さんはテンションが上がるほど、喜びますよね。
そんな訳で、今年もヘラクレスオオカブトの雄雌のペアを展示することにしました。
それも2ペアです。
ペアと言っても、メスは殆ど下のマットに潜って出てきません。
だから見れるのはオスだけになります。
一応昨年同様に2ペア四匹を展示しますが、8月末にくじ引きをして、当たったお客様に差し上げる予定です。
ただし、責任をもって最後まで飼うことが出来る方に限らせていただきます。
一昨年差し上げた方は2月ごろまで飼っていたそうです。
当館でも、4月の末まで飼った経験があります。
ヘラクレスオオカブトの寿命ってどの位あると思いますか?
普通は環境が揃えば1年以上生きているそうです。
環境で一番大きいのは、温度ですね。
僕はヘラクレスオオカブトの一番好きな温度は23℃だと思っています。
それから、プラスマイナス2℃が適温です。
だから21度~25の間で管理してあげると長生きする訳です。
餌はホームセンターで売っている昆虫ゼリーで十分です。
間違っても「スイカ」とか「キュウリ」は上げないでください。
今回は♂♀ペアですので、さらに欲を出して、ブリーディングして卵を生ませ→幼虫を育て→自分で成虫にする事にも挑戦してみましょう。
ヘラクレスオオカブトは上手に飼うと1匹のメスが20~100個の卵を産みます。
その卵が幼虫になり、一令→二令→三令と成長し、さなぎになって、それからあの成虫になります。
卵を産ませるのも、それほど難しい事ではありません。
幼虫を育てるのも、エサのマットさえ確保できれば、後は温度を23度~25度の間で飼育していれば、それほど難しくありません。
実は当館もヘラクレスオオカブトの幼虫を20匹飼育しています。
ただ、日本のカブトムシと違って、幼虫の期間が1年半から2年と非常に長いのです。
そして、大きくなります。
マニアの間では、専用の部屋を作り、エアコンで温度管理して飼育している方もいるようですが、僕は館内の丁度良い場所に動かしながら飼育しています。
今置いてある場所で4回くらい引っ越ししました(笑)
その代わり、特別な冷暖房は行っていません。
そうやって飼育すると、やや成長が遅れますが、そんなにお金のかかりません。
温度は短時間なら15℃とか30℃でも耐えるようです。
ちなみに幼虫のマットは10ℓホームセンターで売っているのが500円位です。
でも、出来ればネット通販で専用のマットを買ってあげてください。
費用は10ℓ1,000円位ですが、それだけでで後は殆どお金がかかりません。
どうです、当館のくじに申し込んで、当てて、それで増やしてみてはどうでしょうか?
自分で飼育する最大の楽しみは、手塩にかけて育てる楽しみと、大型のヘラクレスが生まれるかもしれない事ですよね、普通のヘラクレスオオカブトは140mm前後ですが、超大型になると160mmを超えてきます。
そうなると、購入価格も10万を超えるらしいです。
キモイ芋虫ですが、大きくなることを夢見て育てるのも楽しいですよ。
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今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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