2016.5.2(月)
温泉とお風呂の温度を考える。
日本人がお風呂で一番気持ち良いと感じる温度は42℃だそうです。
人間の皮膚の表面温度は平均すると32℃だそうです。
しかし、実際32℃のお風呂に入ると、冷たく感じます。
それは、人間の内臓の温度は40℃近もある、からなのでしょうか?。
さて、実際にお風呂の温度が40℃を境に体の変化が変わってきます。
体に負担がなく、一番優しい温度帯を不感温度とか不感温域帯とか言います。
実は僕が一番お風呂の温度で好きなのも、この温度帯です。
時間が許せば2時間以上もお風呂に入っていることが可能です。
半身浴だったら、ぬるめのお風呂で可能ですが、全人浴で2時間以上となると、この温浴帯でないと無理ですね。
さて、ここで温泉の温度帯の分類について、復習してみます。
○冷鉱泉 25℃未満
○低温泉 25~34℃未満
○温 泉 34~42℃未満
○高温泉 42℃以上 (環境省 鉱泉分析法指針)
とこんな感じだと思います。
温度による温泉の分類ですが、お風呂の温度帯による分類は?こんな感じです(面倒くさ)
お風呂の温度の分類
高温浴 42℃以上
熱の刺激で体を目覚めさせる。ただし長時間の入浴は体に負担が大きいので、お勧めしない。交感神経を刺激して、元気になる。
温浴 39~42℃
一般的なお風呂の温度で、血行を良くするが、長時間の入浴は体に負担があるので、分割入浴をお勧めします。
この温度では、むくみや、冷えを解消するには有効ですが、交感神経を刺激します。
微温浴 37~39℃
ぬるめの温度ですが、10分以上ゆっくりと入ると十分温まることができ、この温度から副交感神経が刺激され、リラックス出来るのが特徴。
高齢者は高温浴を好む傾向にありますが、この温度帯が体にも負担が少ないので、馴れる事も大事です。
不感温浴34~37℃
体温に近いのお風呂は、熱くも寒くも感じない。最も長くお風呂を楽しむことができる。新潟県の栃尾叉温泉などは、1時間とか2時間もお風呂を楽しむ方もいます。
勿論副交感神経を刺激し、非常にリラックスできるのも、特徴です。
低温浴24~34℃
このお風呂は、一般的なプールの温度です。この温度から、体では熱生産が始まり、カロリーも消費する。
冷水浴24℃以下
このお風呂は別の意味で刺激が強いですが、温冷交互浴や冷水浴で体を冷やすことで、体に刺激を与え、冷水浴や温冷交互浴などやることにより、体によいことも沢山あります。
これによると、42℃以上高い温度のお風呂に入ると、交感神経が刺激され、元気になります。
それにより、新陳代謝が促進され、その結果汗が出ます。その時に疲労物質も一緒に排出されるので、疲れが取れやすくなります。
この温度帯のお風呂を「高温浴」と呼ぶんですよ。
逆に38℃以下のお風呂は、交感神経を静め、副交感神経の働きを助けます。
その結果リラックス出来、眠りの質も高めてくれるわけです。
この温度の入浴を「低温浴」と呼びます。
低温浴では長時間お風呂に入ることも可能で、ストレス社会と言われる現代では、何も考えないでぼんやりする入浴時間も大切なのではないでしょうか。
目的により、お風呂の温度をコントロールするのも良いかもしれません。
一番大切なのは、自分に合ったお風呂の温度を見つけて、上手に入浴すると言う事だと思うのです。
それには、まず自宅のお風呂に温度計を入れて、お風呂の温度を測ることを習慣づけましょう。
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- 温度帯について。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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