2019.11.27(水)
竜神の館が冬季休館に入りました。
津南町の長野寄りの高台の谷内地区
竜ヶ窪の近くに竜神の館という温泉施設がありました。
その施設が11月下旬より冬季閉鎖になりました。
この施設は、もちろん日帰り温泉です。
コンセプトは伝説の龍をコンセプトに作り、大きな露天風呂をメインに運営してきていましたが、僕はプロの目で見ると、この露天風呂は燃料消費の足かせになると思いました。
内容は良くわからないのですが、露天風呂が大きいってことは、多くの温泉を温めなければいけなくなりますから、ボイラーの使用頻度が多くなり燃料の消費量が増える可能性が高くなります。
大きな露天風呂で売っている、長野県の十福の湯って施設もありますが、集客が出来れば問題は無いとおもいますが、そこまで魅力を上げられるかがキーになります。
つまり大きいだけじゃダメだってことです。
冬は露天風呂を狭くして運営していたみたいですが、そうすると施設が狭くなっているのに、料金は同じにするとお客様の目は厳しくなります。
実は僕はこの施設年間数回行っています。
私自身十日町近郊で行く回数が多いほうです。
この施設の素晴らしい点も沢山あるのに、生かしきれず今回の冬季休館となりました。
冬季休館と言っても、新聞によれば地元の有志で作っている第三セクターの団体そのものが解散と言うことですので実質閉館と思われます。
ここで私の出番です。
一旦長期間休館した施設を再起動するとなると、すごいエネルギーがかかります。
まず今やってもらいたいことは、これから冬に向かいます、施設を使っていないと凍結します。
水道、水回りの配管は完全に水を抜いておいてください。
その状態が1年以上続くと、今度は配管の内部腐食が問題になりますが、その前に冬の凍結で破裂するリスクの方が高いのです。
特にお風呂場のカランや蛇口、トイレ付近は完全に水を抜いておいてください。
それが完全に出来ていることが再起動の前提になります。
エアコンも昔のエアコンは温水や冷水を循環する方式が主流でした。
そのまま放置していくと、このシステムも壊滅します。
きちんと水を抜きメンテしておきましょう。
そのような措置が出来ていて、再起動が可能なので、何もやっていないと再起動に膨大な労力と時間と費用が掛かります。
温浴施設を一旦長期間お休みしたりする場合はご相談ください。
閉館する場合も、解体する事を前提にしてない場合は同じ処置をした方が資産価値は高まります。
そんな疑問は経験者に聞くのが一番ですよね。
長期閉館→営業再開のプロセスは簡単ではありません。
また、いろいろなノウハウもあります。
当館は分らずに多くの失敗を経験しました。
その失敗は避けられる失敗です。
と経験者は語ります(笑)
全国でもそんな温浴の経験者少ないと思いますよ。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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