2016.4.20(水)
改めて考える?温泉って何なの?
温泉って何なの?
温泉って身近の存在ですが、案外温泉の定義を正確に答えられる人は少ないはず、何故か?
それは温泉法で決められている法律だからか難しく感じてしまうのでしょう。
ちなみに、温泉とは「地中から湧出する温水、鉱水、および水蒸気、その他のガスで、温泉源での温度が25℃以上のものか鉱水1Kg中に定められた量以上の物質が含まれているもの」
つまり地上に出て来た時水温が25度以上あれば、めでたく温泉と認められるわけです。
仮に25度以上なくても「溶存物質の総量」「リチウムイオン」「水素イオン」「沃素イオン」「フッ素イオン」など決められた19種の含有成分が1つでも規定値以上だと温泉として認められます。
例えば十日町市の中心街で湧出している十日町温泉は19種のうちの1つ「メタケイ酸」が規定値50㎎/㎏を超えていたので温泉として認められました。
まだ温泉の種類には「療養泉」という聞き慣れない温泉の種別もあります。
温泉にも種類がある!
さて、晴れて温泉と認められて、実はさらに厳しい条件をクリアすると、今度は「療養泉」として認められます。
この療養泉は医学的にも湯治効果のある温泉といお墨付きを頂けるわけですが、例えば規定値に消毒効果が高いメタホウ酸やお肌が潤うメタケイ酸の規定値が療養泉になかったりしますので多少の問題もあるようです。
一般的には、温泉の中には単純泉とさらに厳しい条件をクリアした泉質名が付いた「療養泉」があるということです。
ここで、良く耳にする泉質名は療養泉しか付いていません。例えばナステビュウ湯の山の温泉であれば「ナトリウム-カルシウム塩化物泉」となります。
この泉質名にもルールがありますが、専門的になりますので今回は省略します。泉質名によって色々な適応症(効能)が違うということと、長い泉質名は効能がマルチ型だと覚えておいてください。
以上、ナステビュウ湯の山温泉の虎の巻より抜粋
さらに細かく
温泉→単純泉
↘療養泉→泉質別に8種類
詳しくは「温泉の種類は9種類に分けられます。」を参考にしてください。
療養泉の8種類
塩化物泉
炭酸水素塩泉
硫酸塩泉
二酸化炭素泉
含鉄泉
硫黄泉
酸性泉
放射能泉
となります、今ど興味を持ったら脱衣所の成分表に目を通してください。
では、どの泉質にどんな効果があるんでしょう。
それも過去記事を参考にしてください「温泉の効果 「薬理効果」」
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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