2014.11.27(木)
温泉の「湯あたり」と「のぼせ」について考える。
皆さん、おはようございます。
朝から、湯あたりのぼせの話題もどうかと思いましたが、だって思いついちゃったんだもん(笑)
それに、この原稿書いているのは深夜ですから・・・・
そんな訳で、続行します(笑)
皆さんは、温泉に入って具合悪くなったなんて経験ありませんか?
俗に湯あたりとか、のぼせとか言われますが、実は原因は大分違うんですね。
「湯あたり」と「のぼせ」
湯あたりは、体が泉質に慣れない為に起きる現象で、のぼせは主に熱が体の内部にたまる為に起きる熱中症の一種なんですね。
体調を崩すのは一緒なんですが、原因が全く違うので予防も方法も違ってきます。
三大湯あたり温泉
では、湯あたりは泉質に起因する訳ですので、湯あたりしやすい泉質ってのがあるんです。
温泉ソムリエ協会の遠間さん曰く、三大湯あたり温泉だそうですが。
硫黄泉/酸性泉/放射能泉があります。
逆を言うと刺激が強く、短期間に効果が出やすい温泉って言うことが言えます。
硫黄泉
新潟県や十日町近郊では硫黄泉は清津峡温泉が硫黄泉ですが、それほ強力ではないので、湯あたりの危険は少ないでしょう。
妙高や燕温泉も硫黄泉が多いです。
入浴してみると、臭いからしていかにも温泉って感じです。
硫黄は吸収が早いので、馴れていない方がいきなり濃い硫黄泉にに長時間入浴すると、湯あたりが起きやすくなる事が想定されます。
酸性泉
新潟県には強い酸性泉は有りません、有名なのは群馬県の草津温泉、秋田県の玉川温泉、青森県の酸ヶ湯温泉などがあります。
この三か所は日本有数の酸性泉でもありますし、特に酸ヶ湯温泉は酸性硫黄泉ですから、三大湯あたりの2つを含んでいるので、注意が必要ですね。
どうでもよいですが、私が大好きな泉質の1つでもあります。
放射能泉
非常に貴重な温泉ですが、新潟県には村杉温泉と栃尾又温泉と日本湯数の放射能線が2か所もあります。
個人的にお勧めなのが、栃尾又温泉自在館の下の湯で、温泉井が浴槽の中心に有り、超新鮮な源泉が湧き出しているお風呂なのです。
僕はいつも長時間入浴させてもらいますが、湯あたりはしたことはありません。
放射能泉は子宝の湯と言われます。
成分の濃い温泉
三大湯あたり温泉には含まれていませんが、成分の濃い温泉も湯あたりを起こしやすいので注意が必要です。
温泉の成分表には成分総計という項目があります。
これは、温泉1キロに対してどのくらいの有効成分が含まれているかという数値ですが、1,000mg(1グラム)以上含まれていると療養泉として認められ泉質名が付けられるとお話ししましたが、
その数値が
- 1,000~5,000mgの温泉
安心してはいっても、それほど刺激がない温泉。 - 5,000~15,000mgの温泉
濃い温泉で体調によっては、気分が悪くなったりする可能性のある温泉 - 15,000mg以上の温泉
非常に濃い温泉で、初めて入ったりする場合は湯あたり等に気を付け、少しずつ慣らして入らないければならない温泉
ちなみにナステビュウ湯の山で使用している温泉は成分総量が15,418mg含まれていて、非常に濃い温泉に分類されます。
まとめ
のぼせに関しては、身体に熱がこもりやすい塩化物泉が圧倒的に多いと思いますが、あまりそんな事を気にして温泉に入っても楽しくないので、そういえば・・・・・みたいな感じで良いと思います。
この、三大湯あたり温泉と成分の濃い温泉は、効く温泉です。
そちらの方を重視して温泉を楽しみたいものです。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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