2015.2.7(土)
マニアックで恐縮です!C社から凄いカメラが発売される。
下の動画はその凄いカメラの英語プレゼンですが、言っていることは60%以上わかります。恐るべきマニアの力(笑)
こんにちは、今回は超マニアックなお話です。
カメラに興味のない方には全然わからない話ですので、ここから先は読まないでください。だって超マニアックな話ですもん。
では始めますね!
C社=Canonが今年の5月に現時点で世界最高画質の5,060万画素の35mmフルサイズカメラを発売することを発表しました。
カメラの良し悪しは画素数だけではないですが、画素数が上がると数々の問題が起きます。
素子上の面積は決まっているわけです。
高画素化するという事は、そこに細かく素子数を押し込むわけ、その分だけデメリットも生じます。階調性と高感度ノイズの問題がどうしても頭をもたげてきます。
そこで優秀な画像処理技術が必要になります。
勿論カメラ内で行っている作業ですが、その部分も大事で、今回キャノンのEOS 5Ds/EOS 5Ds Rは最新の画像処理エンジンのDIGIC 6をダブルで搭載してきました。
あまり注目されていない思いますが、このDIGIC 6は動画にも凄く強いんです。だから、EOS 5Dsで動画撮影したら凄い絵が撮れるんじゃないかな? 基本的にデジタル一眼レフはビデオカメラの発展系ですから。
それに内部振動を抑える為に新技術も搭載されているようです。
実はキャノンは2~3年前から5,000万画素のカメラのテストは行っていたようなんですね。
やはり試作段階でかなりの問題が生じたんでしょうね。
それを全て解決させて、今回EOS 5Ds/EOS 5Ds Rの2タイプのカメラの発表となりました。
ちなみに、何が違うかというとローパスフィルターが有るか無いかの違いです。
ローパスフィルターとはデジタルカメラの宿命で、同じパターンの画像に縞模様にモアレ現象が写りこんでしまう現象です。
実際にニコンのテストを見てもらえばよくわかります。
http://camera99news.blog.fc2.com/blog-entry-2.html
普通はローパスフィルターは付いているんです。
しかし、その分で画像が犠牲になってしまいます。別に全部モアレが出る訳ではないし、特に風景写真なんて必要ないじゃん、という声も生まれます。
これを外すと、手前のフィルターのなくなった分、画像が素晴らしくなります。シャープさと解像度が上がります。
ですので、ローパスフィルター有りがEOS 5Dsで、無いバージョンがEOS 5Ds Rになりますが、何故かないモデルの方が高いんですね?
今回発表されたキャノンのEOS 5Ds/EOS 5Ds Rカメラは1眼35mmでは世界最高峰の画素数ですが、細部にわたるまで高い技術力が発揮されていると思われます。
もうこのレベルでは、世界のカメラメーカーは追いつけないでしょう。
ちなみに高級35mm一眼レフカメラは世界では殆どニコンとキャノンで占めています。
デジタル化して、海外のメーカーは着いてこれないって言うのが現状で、その中でもキャノンは頭一つ抜きに出ています。
テレビで、オリンピックなんて撮影しているカメラは殆どキャノンになってしまいましたね。たまにニコンもいますけどね。
ファインダーを覗いた感じはニコンは圧倒的に見やすいんですけどねェ。
色々書きましたが35mmのフルサイズのセンサーのサイズが24×36mmです。殆ど同じ画素数のペンタックス645Zというカメラのセンサーサイズが32.8×43.8mmです。
一回り大きいのがお分かり頂けると思います。
この違いは大きくて、データ的な画素数は数字的には同じでも、実際大判写真にプリントすると、その差は歴然です。
まず、細かい部分は同じように緻密に写っていますが、写真の迫力は全然違い、立体感とか空気感は比較にならないくらい、ペンタックス645Zの大きな素子を持ったカメラ方が軍配が上がるというのが、私の感想です。
ちなみに、レンズ+カメラの重さを比較するとペンタックス645Zの方が1.5倍は重いです。価格も2倍位高いと思います。実売価格はキャノンのEOS 5Ds/EOS 5Ds Rが40万後半の価格で、ペンタックス645Zの方が70万後半の価格で売られているようです。
今の僕にはどっちも買えない垂涎的なカメラです。
今持っているキャノン5D MarkⅡでも十分な画質の写真が撮影できます。
カメラを欲しがる前に、腕を磨きましょうって事でしょうか。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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