環境が変わったら、会社も進化しないと生き残れない。

今、繁栄していても、明日も繁栄しているとは限らない。

今、繁栄していても、明日も繁栄しているとは限らない。

いきなりですが、今日は全く普段と関係のない話題2つから入ります。

帝国データバンクによる、新しい株式法人の生存率

皆さんは、新しい会社を興してみたいと思いませんか?
独立して起業する、そんな夢を頂いている方も多いかと思います。

水を差すようですが、帝国データバンクの興味深いデータがあります。
株式会社の企業存続率は、5年で85%の企業が廃業・倒産するそうです。
約9割の会社が無くなるんですよ。
この場合は新しく起業した会社というくくりだと思いますが・・・。

例えば、平成27年に新会社が1,000社できたとします。
しかし平成32年(5年後)には150社に減っているのです。
あんなに希望に燃えて仕事していたあの会社も、将来性は抜群だと思われたその会社も現在はもうありません・・・。
ってのが現実です。

ではさらに5年後、平成37年にはどうなっているんでしょう。
5年も荒波を超えた会社ですから、かなりの確率で残っているのでは?

でも、現実は半分以下の63社しか残っていません。

そして会社創業20周年を迎えるころには、たった3社になり、30周年を迎えるころには、その3社も消えてなくなっています。
30年たっても生き残る会社は0.025%しか生き残っていないそうです。

ですから、1,000社あったとしても、ほぼ全滅です。
つまり企業というのは、厳しい生存率を勝ち抜いて生きていると言うい事に成ります。

参考ソース

生物の進化について

NHKのBSを見ていたら、恐竜の話が出ていました。
何故恐竜が大繁栄したか、そしてどんどん巨大化していったかという疑問です。
一説によるとペルム紀末に大規模なマントル対流による「スーパープルーム」により火山活動が活発になり、結果大量の二酸化炭素が輩出された。
次第に気温が上がり始め、海水温も上昇した。
すると、海底で固形化してたメタンハイドレードが熱により大量に聞か始めた。
メタンはCO2の20倍温暖化に悪影響を及ぼすガスです。
大量のメタンが溶け出した結果、ドミノ的に地球は温暖化して、やがて生物の殆どが死滅してしまうほどの環境破壊になったと言われています。
そして、その頃の地球では植物がほぼ死滅して超低酸素時代が続いたと言われています。
現在の空気中の酸素濃度は21%ほどですが、その時代は現在の半分以下と想定されているそうです。

その時に爬虫類の一種が進化して「気嚢(きのう)システム」という呼吸器官を進化させました。
これは骨の空洞部分や、体の至る部分に肺の機能を果たす小部屋を作り上げ、弁を調整しながら全ての空気を入れ替える呼吸法です。
このシステムは体に酸素を取り込むには非常に効率化良く、現在は鳥類などに引き継がれています。

鶴の一種が標高7,000のヒマラヤを超えて渡りが出来るのは、この「気嚢(きのう)システム」があるから、低酸素でも激しい運動が出来るのだそうです。

当時私たちの先祖は、この低酸素時代を横隔膜による呼吸システムで切り抜けましたが、横隔膜システムの最大の欠点は、吐き出す空気と、新しく吸気した空気が肺の中で混ざってしまうと言う点です。

その面では気嚢(きのう)システムの方が効率が良いわけです。
もし人類が気嚢(きのう)システムを持っていれば10,000メートルぐらいまで無酸素で登れちゃうかもしれませんね。

このように、地球の大変革でも、進化して環境に適合した生物が生き残ってきました。
ちなみに気嚢(きのう)システムを持った恐竜はその後大繁栄をしましたが、現在は絶滅してしまいました。

結局何が言いたいかというと・・・

前半で言いたいことは、会社が生き残っていくには非常に厳しい環境を生き残らなければならないって事を言いたかったのです。

ノウハウや人材のない、新しい会社では10年で殆ど消えてなくなると言う現実もある訳です。

次の生物の進化と気嚢(きのう)システムでは、環境が変わっても生き残れる生物は、進化によって、その環境に適合できた生物のみが生き残れると言う話をしたかったんです。

つまり、ビジネスを展開するに当たり、何もしなければ間違いなく退化し、近い将来絶滅するのは分っています。
色々変化できても、それが環境にマッチしなければ、やはり死に絶えてしまいます。
と要するに、刻々と変わる環境に上手に適合できた企業のみが、将来も活動できる条件なのではないでしょうか。

今日は長文だ(笑)

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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