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松之山温泉の生い立ち。

松之山温泉は大変不思議な温泉です。

Q1 近くに火山もないのに、90℃以上の温泉が自噴しているのは何故か?

Q2 温泉の常識は、低い場所から掘り当てるのが常識です。伊豆や箱根では、富士山の見える所は温泉がないと諺があるほどで、谷底から掘削するのが一般的ですが、松之山温泉は高さに関係なく、山腹や山凌からも大量の温泉が自噴してるのは何故か?

Q3 海岸部から直線で40キロも離れているのに非常に塩分濃度の高い温泉が大量に自噴しているのは何故か?

このように、温泉の常識を無視した摩訶不思議温泉なんです。
松之山温泉では高温で塩分濃度の高い温泉が、山凌からメタンガスを伴って大量に自噴しています。

このことを説明したのが、元新潟大学の大木さん、佐藤さんらによって提唱されているジオプレッシャー型熱水温泉で、上のQ1~Q3まで上手に説明できます。

しかし、この学説は新しいので異議を唱えている方もいます。
温泉の化学で最後の方に紹介されています。

その様な意見もありますが、現在では松之山温泉は化石温泉とかジオプレッシャー型温泉と呼ばれるようになりました。

このジオプレッシャー型温泉とは800万年から1,200万年前の海水が地殻変動により地下に閉じ込められ、やがて上部には3,000m~5,000mの分厚い凝灰岩の層が積もってしまった結果、地下の深くの太古の海水は圧力釜状態になってしまっています。
地下では100m深くなるごとに2.5℃温度が上昇するといわれています。

つまり地下3,000mでは地表より標準でも75℃温度が高くなります。
この地下深くの温泉は推定140℃程度に加熱されていると予想されています。それが断層を伝い、地表近くまできている温泉を私たちが利用しているわけです。

松之山温泉街を中心に凌雲閣の鏡の湯・松之山温泉街で使用している1号井・2号井・新源泉・ナステビュウ湯の山で使用している湯田温泉・植木屋さんで使用している数本の源泉井戸がありますが、殆んど特徴も同じで成分的には大きな差がないので、温泉の根は同じようです。

さて、このような由来の松之山温泉は日本三大薬湯の一つに数えれられるほどの銘泉です。
松之山温泉は塩化物泉といって塩分が多い温泉ですが、実は温泉としてはオードックスな温泉です。しかし今から1,200万年前といえば、まだ人類の祖先が現れたばかりの時代です、そんな太古の海水が長い年月をかけ、熟成した温泉――それはワインで例えると、最高峰と崇められる「ロマネ・コンティ」に匹敵するのではないでしょうか。
ですから私達は、太古は海水だった温泉で、それが物凄い年月をかけて熟成した「温泉のロマネ・コンティ」だと紹介しています。

この松之山温泉は生い立ちから、限りのある温泉と宿命され、いつか枯渇する温泉ですが、後どの位持つのか現在は分かっていません。

私たちはこの限りある資源を上手に使わなければならない使命もあるのです。

タグ:
松之山温泉

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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