2018.10.31(水)
温泉の熱利用した暖房!
当館の温泉は非常に熱い温泉です。
地上に出た段階で90℃を超えています。
そこからパイプを通って館内に入った段階でも80℃以上あります。
そのままでは火傷してしまうので、地下水との熱交換を3回行って湯船に注がれる頃は温泉も50度以下に調整されて湯船に注がれます。
3回熱交換すると紹介しましたが、仮に温泉がA熱交換器からB熱交換器、そしてC熱交換器へと進んでいきます。
逆に冷たい地下水はC熱交換器~B~Aと進みます。
つまり温泉と地下水で熱交換を行い、地下水はA熱交換器の部分が一番高温になります。
その地点から、1Fの一部と2Fの暖房用の温水を利用しています。
その温水を館内に循環して、ファンコイルと言う吹き出し機から温風を排出しています。
普通は化石燃料で加温してから循環するのですが、当館は地熱の温泉熱を利用しているのです。
現在は全館をこの暖房で賄っている訳ではありませんが、2Fと1Fの一部の暖房を賄っています。
それでも全体の半分以上ですね。
皆さんがお風呂に行く途中とか、大広間に入る直前、頭の上からエアーカーテンのように温風が吹き下ろしてきますが、それが温泉熱の地熱暖房です。
これからの季節、24時間回しっぱなしで施設を冷やさないようにしています。
当館にとっても、ありがたい暖房です。
CO2減少効果や暖房の化石燃料節減に役立っていて、環境にもお財布にも優しいです。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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