新潟県のコミュニティFM局が12局になりました。

AFNは海外基地在住の軍人軍属放送で英語放送されています。

AFNは海外基地在住の軍人軍属放送で英語放送されています。

おはようございます。
今日は思ったよりお天気が良くないですね。

さて、今年12月に新潟県ではFM魚沼とFM妙高が開局して全部で12局になりました。

十日町市も地域のコミュニティFM局はエフエムとおかまちがあります。これらのFM局は地域の詳しい情報を流しながら日々活動しているのです。

さて、今日はこのコミュニティFM局の良い点と問題点を考えてみたいと思います

広域FM局との違い

一般の方はご存じないかもしれませんが、コミュニティFM局は地域のFM局で、広域のFM局とは違います。
法律的には

総務省令放送法施行規則別表第5号の第8放送対象地域による基幹放送の区分(4)にある。定義は、同表の(注)12に「一の市町村(特別区を含み、地方自治法第252条の19に規定する指定都市にあつては区とする。以下同じ。)の一部の区域(当該区域が他の市町村の一部の区域に隣接する場合は、その区域を併せた区域とし、当該区域が他の市町村の一部の区域に隣接し、かつ、当該隣接する区域が他の市町村の一部の区域に隣接し、住民のコミュニティとしての一体性が認められる場合には、その区域を併せた区域とする。)における需要に応えるための放送」

つまりFM東京とかFM新潟、FMポートは全国や新潟県内が対象だから、広域放送を目的として放送しています。

それに比較して、コミュニティFM局はその地域と近接地域に限定した放送局と言えると思います。

コミュニティ放送局の利点

では広域放送と何が違うのか?と言う事を考えてみたいと思います。

地域密着型

まず、何と言っても地域密着型の放送局であるです。
色々な細かい情報を放送できます。
こういった性質で、行政(市や町など)が出資母体となっている事も多い。

敏速に対応できる

例えば交通事故で幹線道路が交通止めになった場合は、信頼のおける情報が入り次第、即座に対応でき、職員を現地に派遣して、携帯電話で現地の様子をリポートして放送するなどの機敏性と臨機応変の対応ができます。

早く、安価に開局できる

例えば中越大震災の際に、十日町に災害臨時FM局が開設され、様々な情報を流しました。
その結果十日町にFM局との声が上がり”エフエムとおかまち”が出来ました。
このように、災害や何か起きた際には敏速に低コストで放送が可能で、さらにラジオも普及しているので、非常にコストパフォーマンスも高い。

防災機能が優れている。

例えばエフエムとおかまちでは、防災ラジオが各家庭に無料で配られていて、いざ災害が発生した場合は、自動でスイッチが入り市民に危険を告知する仕組みです。
このように、行政と密に連携して様々な危険を市民に広報する仕組みもできます。
この場合は、他の防災システムと比較して、手軽に安価にネットワークを構築出来、望めば端末はラジオとして機能します。
但し、チャンネルは固定で、専用端末になっている場合が多いです。

コミュニティ放送局の欠点

利点があれば、欠点もあります。

電波が遠くまで飛ばない。

車で移動していると、その市町村を離れるとすぐに聞こえなくなります。
これはコミュニティFM局の宿命で、送信出力も20Wしか認められていません。
※例外的に離島や北海道の一部では高出力が認めらています。

経営母体が弱い

どうしても放送範囲が狭いので、殆どの収入は広告料であることから、経営母体が弱くなりやすい。
長野にぜんこうじFM局がありますが、コミュニティFM局でありながら、膨大の視聴可能者のいる恵まれた地域もあります。

車で移動しながら聞くには向かない

例えば車で市町村をまたいで移動する場合は、すぐに聞こえなくなってしまいます。

山間地の地域には向かない

十日町市のように、山間地を多く抱えている地域では、出力20Wであまり高い山にアンテナを設置できない条件では、聞こえない地区が多くなります。
エフエムとおかまちではサテライト局を沢山(5か所)作り対応しているが、コストや維持費もかかり、さらに技術的にも難しい。
同じ周波数なのでサテライト局同士やサテライトと本局の電波が混雑すると、ハウリングに近い現象が起きる。
ただ、技術的には解決可能であることが、エフエムとおかまちが証明しました。

コミュニティFM局の今後

ハードが進歩して、車で移動していると、その地域の周波数に自動的に移動するようなハードができれば良いですね。

僕は車で移動しながら、スマホでYoutubeを聞きながら移動することも多いのです。
このように、ネットでも放送していると全国どこでも聞けるのですが、技術的な問題や広告収入の問題で完全解決に至っていません。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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