2015.6.3(水)
シャープとAppleの違い。
日本の家電で赤字であえいでいるのはご存知のSHARPですが、パナソニックやソニーは立ち直りの兆しを見せているのに、何故SHARPだけが出遅れているのでしょう?
SHARPと言えば僕が若いころ土木技術者で、道路設置のクロソイド曲線の計算なんて大変な思いをして計算していました。
単曲線でも結構な計算量です。
そこでコンピューターでこの計算を出来ないか?考えました。
当時はパソコンの出始めでしたが、高価で買えません。
それにExcelとかWordとかも無かった時代です。
そこで、電卓の親分みたいなSHARPポケコンを購入しました。
こんな小さなパソコンですが、プログラムはBASICで動くのです。
簡単なプログラムでしたので、マスターするにそれほど時間は掛かりませんでした。
このポケコンはオプションでプリンターとマイクロカセットが一体になったユニットも販売していました。
プリンターはレシート位の幅でしたが、ミニボールペンのヘッドのお蔭で4色ぐらいつかえた気がします。
プログラムはミニカセットで保存しておくことも可能でした。
僕はこのポケコンでかなりプログラムを組みましたね。
最大の難点は、度分秒の表示関数が無い事。
それもサブルーチンで10進法を60進法に変換するプログラムを組んで表示させました。
そんなで作ったBASICプログラムが2,000行くらいあった気がします。
要するにフルにポケコンを使いこなして仕事に生かした事も有りました。
そして当時とすれば革新的に仕事が能率的になりました。
こんな素晴らしい製品を作る会社SHARPって素晴らしいなと思いました。
そして当時としてはまだ革新的な電子手帳ザウルスというのも発売していました。
現在のスマホの前哨みたいな商品です。
つまり当時のSHARPは革新的な商品をどんどん開発していったのです。
所が現在はどうでしょうか?
液晶に拘り続けた結果がこうなりました。
一方Appleは一時は落ち込みましたが、パソコンからの脱却を図り、iPodから、iPhoneやiPadなど世界的なヒットした革新的な製品を次々と開発しました。
何が言いたいかというと、世の中の激変期、守りに入っていては直ぐに時代遅れになり、どんな大企業でも置いて行かれちゃうって事ですよね。
SHARPを見ているとチャレンジの大切さを痛感します。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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