間もなく雪下ニンジンの季節です。

今回は旬まじかの雪下ニンジンについて書かせてもらいます。

雪下ニンジンとは、こういう人参の事です。

ここでお話する雪下ニンジンとは、夏に種を蒔いて、そのまま収穫しない状態で、春除雪して収穫するか、雪解けを待って収穫する人参を言います。

秋に収穫して、そのまま雪の中で貯蔵する人参を雪中貯蔵人参としています。
味は違うと言われていますが、科学的な検証はされていません。
産地の津南町では雪下ニンジンと言うブランドを厳格にして生産しているようです。
実際に僕も両方食べてみましたが、確かに雪下ニンジンの方が味が深い感じがしますが、ニンジンの品種も同じかどうか確認していないので正直????です。

雪下ニンジンって栽培は大変なんですよ。

雪下ニンジンって、生産者にとっては難度が高いと思うのです。
まず、タイミングですよね。
栽培していて、雪が降ったらその時点で雪の下になって春まで冬眠している訳ですが、雪が積もるまで成長しています。
つまり、いつ雪が降るかによって成長度合いが変わって来ます。

例えばスーパーに雪下ニンジンが売っていたとします。
きっと貴方は高いと思うかもしれません。
でも、そこに売られている人参は、農家が冬の雪の時期や秋の気候を読んで、種まきの時期を決め、それに向かって秋まで完璧な管理をした優等生の人参たちなんです。
普通の人参だったら、丁度良いサイズで収穫して出荷できるのですが、雪下ニンジンはこれが出来ない人参たちで、スパーに売られているその雪下ニンジンは農家が凄い手間をかけて栽培したエリート人参達なんです。

それ以外に雪中貯蔵人参は、難度は少し下がります。
収穫のタイミングは難しいのですが、除雪の作業が省かれる訳です。
夏でも雪室さえあれば雪中貯蔵人参に近い人参が出来る訳ですが、コストがね・・・・

雪下ニンジンの品種

農家的に言うと、雪下ニンジンにする人参の品種は、
●厳寒期の肩部の腐敗・裂根・二次根の発生も少なく、秀品率の高い品種
●吸込性が強く、肩部が地表に出ないため、痛みや割れ、青変がほとんどない品種。
●早春の萌芽が遅い品種。
●株間の広さによりL~3Lまで自在にサイズが調整でる品種
などが望まれます。
でも、栽培しやすい品種は味がね・・・・・・
美味しいと言われる品種ほど栽培が難しいらしいです。
津南ではひとみ5寸とか冬輝五寸にんじんとかが作られているそうです。

最近では京くれないという新しい人参も作られています。
このジンジンは、高い機能性にあります。
最近は機能性野菜と言われ注目も集めていますが、機能性成分である金時ニンジンのリコピンと西洋ニンジンに含まれるカロテンの両方をバランスよく備えています。

ちなみに、リコピンは普通の人参の10倍くらい含まれえています。
で・・・・
味は明らかに従来の雪下ニンジンと違ってきます。

なぜ、雪下ニンジンは甘いの?

殆どの方が、雪下ニンジンは甘いのは糖度が上がるからだと考えているようですが、実は糖度はほとんど変わりません。
では何がどの程度変わるのか?
糖度→1倍
(遊離アミノ酸)
アスパラギン→2.8倍
セリン→4.0倍
グリシン→6.0倍
(芳香性成分)カリオフィレン→12.6倍
☆遊離アミノ酸(アスパラギン、セリン、グリシン)は「甘み」や「うまみ」を感じる成分。
カリオフィレンは、特有の人参臭を緩和します。
※これらのデータはいち粒さんのホームページのデータを記載させていただきました。

雪下ニンジンを食べると、健康にはこんな良い事が!

がん細胞の増殖を抑制

雪下ニンジンに含まれる、遊離アミノ酸のはたらきで、がん細胞を抑制したり、アルツハイマー病の抑制効果だったり、快適な眠りをサポートする働きが有ったりするようです。

免疫力をアップさせ病気を予防する

人参に含まれるカロテンは体の免疫力を高め、がんを抑制する働きがあると言われている。また、カロテンは皮膚や粘膜を正常に保つ力もあるとされ、鼻や喉の粘膜を強化する事で風邪のような細菌感染を防ぐのにも効果的なようだ。

肌の調子を整える

前述した通り、カロテンには皮膚や粘膜の状態を良くする働きがあるため、乾燥肌をやわらげ、滑らかな肌にしてくれる効果が期待できるようだ。また同様に、髪や爪を健康的に保つのにも効果的とされる。

便秘の解消

人参には食物繊維が含まれているため、腸の働きを活発化させて便通を良くする効果がある。便秘が解消されることにより、肥満や生活習慣病の防止にもつながるようだ。

まとめ

こんな風に、非常に苦労して育てた人参です。
みなさんも、春先は生人参を食べましょう。
自分でジュースにして飲むのも良いですよ。
でも、僕は農家ではありません。
ですから人参を実際に栽培している訳ではないので、本文中にも勘違いや間違いがあるかもしれません。
しかし、今の知識が役に立つかもしれないと思い、このブログを書いています。
間違っている箇所があったらご指摘ください。
調べて直しますので、ご協力お願いします。

タグ:
雪下ニンジンの効果

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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