2016.4.16(土)
実はとても大事な、お風呂の温度を考える。
皆さんは普通のお風呂や温泉の温度は何度が適温だと思いますか?
十日町地区の傾向
日帰り温泉ってビジネスの中から、お客様を見ていると年代的には高齢者ほど高い温度を好む傾向があります。
特に十日町地区では、男性の高齢者が熱いお風呂を好む傾向が強いと感じています。
日本人が一番気持ち良いと感じる温度は42℃だそうです。
でも、全国的に言っても、高齢者になるにしたがって高めの温度を好む傾向が強くなります。
熱いお風呂のリスク
熱い湯に、一気に入る人ほど、通みたいな感じを抱く人もいると思います。
お風呂の温度なんて、気持ち良いと思う温度で入れば良いんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、それは自宅ではそういう事も通じるかもしれません、
でも公衆浴場ではどうでしょう?
実は私が社長になりたての頃、こんな事がありました。
私の尊敬する先輩がいたんですね、その人は商売も順調で一時は大成功した時期もあったのですが、ある時奥様が入浴事故で亡くなられました。
それから、坂道を転げ落ちるように、商売もうまくいかなくなり、お酒に逃げるようになり、体もボロボロになってしまいました。
でも、殆ど毎日ナステビュウには来ていただいたんですね。
痩せて、病気の状態も良くないと聞いていたんですが、本人はお見かけするところ、それほどつらそうでもなかったんですね。
日帰り温泉は全国的な傾向では!
現在は全国的には、都市部では安全と言われる、お風呂の温度 40℃以下に調整してる施設が多いようです。
サウナは90℃前後に調整しています。
逆にお風呂がぬるくなると、体に良い事も沢山あります。
ただ、今まで熱い湯に慣れていた方には、非常に耐えらない温度に感じる事でしょう。
あるお客様の言葉が、今でも思い出されます。
「そりゃ熱いお風呂は体に悪いのはわかっているよ、でもね子供のころから、熱い湯に慣れ親しんで来て、今更温いお風呂って言っても、体が納得しないんだよ。」
と仰いました。
なるほどな、と思いました。
今までに、当館ではお風呂がぬるいと、沢山の苦情も貰いました。
当館の取り組み
そこで、内湯を分割して、熱めのお風呂と、ぬるめのお風呂に分けました。
こうすると、ぬるいお風呂でゆっくりしたい方、熱いお風呂のお好きな方。両方がご満足頂けるようになりました。
今では、子供でも安心して入れる温泉だと、逆に喜ばれています。
そして、熱いお風呂が好きな方も、いきなり熱いお風呂に入らないで、ぬるいお風呂で体を慣らしてから、熱いお風呂に移動しています。
それから、お風呂で、のぼせて倒れるお客様は極端に減りました。
今では、この方式があっていると思っています。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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