2016.4.11(月)
温泉の「美人の湯」ってどんな泉質でしょうか。
良く、当地の温泉は美人の湯ですからとか、言いますが?それってどんな温泉で、何に効くの?
この分野では、僕より女性の方が詳しかったりして、ちょっと力不足かもしれませんが、書かせてもらいます。
美人の湯って?
美人の湯では範囲が広くて、さらにネーミングの響きも良いので、色々な施設に使われています。
だから、余計ややこくくなりますよね?
では、美肌の湯って表現すると分かりやすくなりますよね。
でも、ややインパクトに欠けますよね。
さて三大美人の湯とか、三大美肌の湯とか言われるようですが、その根拠は温泉の持つ次のような作用が根拠になってます。
クレンジング作用の温泉
毛穴の奥にたまった汚れ、古くなった角質も落としてれる、石鹸のような作用をする温泉の事です。
これに当てはまる温泉は炭酸水素塩泉(重曹泉)です。
この温泉に入浴するとヌルヌルするのが特徴です。
また湯上りにはさっぱり感も味わえますが、皮膚が弱い方は保湿クリームでケアしたほうが良いかもしれません。
十日町でこの泉質は、「千手温泉 千年の湯」や「湯田温泉 ゆのしま」などがこの泉質です。
また同じような作用をする温泉が、強アルカリ性の温泉ですが、残念ながら十日町や近郊ににはそのような温泉はありませんが、清津峡小出温泉の清津館はPH9.2でかなりアルカリ性のやや強い温泉です。
美白作用の温泉
お風呂に入るだけで、肌が白くなる温泉ってあるの?・・・・・
実はあるのです。
白くなるから、塩素の強い温泉かも?と思いがちですが、そんなに簡単ではないのです。
なんせメラニンを分解すると、化粧品以上の美白が期待出来ますよね。
こんなメラニンを分解したり抑えたりはしないようですが、肌を白くする作用のあると言われている温泉は硫黄泉です。
実は日本一の硫黄泉は新潟県の月岡温泉なんです。
僕も入浴したことがありますが、匂いが温泉らしくて良いですね。
さらに、血行促進効果もあるらしいですよ。
十日町近郊では清津峡小出温泉が単純硫黄泉です。
少し待ってください。
となると、清津館の温泉は硫黄が含まれていて、アルカリ性の温泉って事は美肌W効果じゃないですか?
なんで、美人湯とか美肌の湯って売り出さないのか不思議ですね。
今度、日帰りも受け付けるようなので露天風呂に入りに行ってきます。
補給作用のある温泉
硫酸塩泉(芒硝泉)は潤いの成分を補給する、化粧水のような温泉です。
そして、最近はメタケイ酸も潤いの成分があると、一時ブームになりました。
一応50mgを超えたあたりから、効果が期待できるとの話です。
そして500mgも含まれている温泉地もあるのだそうです。
巡りを良くする温泉
血液の巡りをよくしすれば、栄養養分や老廃物も滞ることなく運ばれ、当然肌にも良いわけです。
体を温める事自体血液循環には良いのですが、さらに温泉成分が巡りをよくするとなると、二酸化炭素泉(炭酸泉)が効果的です。
最近は美容関係にも注目され、炭酸のシャワーを導入される美容店もあるのだそうです。
この泉質は、非常に貴重で天然炭酸泉は近くにはありませんが、最近は高濃度の人口炭酸泉を導入している施設も増えました。
他にもこんな温泉があります。
pHの話では、酸性が強い温泉も、刺激を与えることにより肌が活性化する効果もあります。
酸性泉では硫黄泉と一緒の火山性の温泉に多いですから、複合的に効果が期待できますね。
さらに、松之山温泉のようにメタホウ酸やヨウ素を多く含んだ、お肌を殺菌してくれる効果の期待できる温泉も美肌には欠かせません。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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