2016.1.9(土)
熱いお風呂に入る時に注意したいこと。
人間の体温は測り方や場所により、いろいろな説もありますが多くの日本人の正確な体温を調査すると36.8℃くらいですので、おおよそ37℃と言って良いと思います。
体温と同じ37℃のお風呂に入っていれば、全く熱ストレスを感じず、刺激も少ないわけです。
この温度域を不感温帯、あるいは不感温度と呼んで、長く入っていられる温度域になります。
それより差が有ればあるほど、体に熱刺激が強くなるわけです。
普通は37℃より低い湯温お風呂って水風呂以外にはあまりありませんよね。
となると、高いほうの刺激となります。
私たちの体は4℃程度の熱刺激には何とか対応出来る様ですが、それを過ぎるとかなり負担が大きくなります。
つまり42℃以上のお風呂は注意が必要です。
いきなり、42℃以上のお風呂に入ると、体が防御反応を起し、毛細血管がきゅっと閉まります。
血圧がビーンと跳ね上がります。
今度は体が温まり、今度は血管が広がり一度上がった血圧が急降下します。
その血圧の急激な変化に体ついていかない場合があります。
特に高齢者は適応力が弱るため注意してください。
そして、心臓病、呼吸器病、動脈硬化症、高血圧の方は負担が大きいので、42℃以上のお風呂は避けた方が良いでしょ。
でも、高齢者中心に、お風呂は43℃以上の熱い湯が好きって方が多いのです。
ではどうするか?
一つの方法として、予め41℃以下のお風呂で体を温めて、それから熱い湯に入る方法がお勧めです。
家庭はなかなか、できない方法ですが、ナステビュウ湯の山は内風呂を熱い湯とぬるめの湯に分けてますから、それができるのです。
まず、ぬるい湯に半身浴で体を水圧と熱に慣らし、その後ゆっくり首まで浸かってください。
体が十分慣れたころ、今度は熱い湯に入っても、かなり刺激は軽減されます。
高齢の方、心臓病、呼吸器病、動脈硬化症、高血圧症の方は、いきなり42度以上の高温湯は避けたほうが良いでしょう。
あまり、熱い湯はお勧めしませんが、どうしても熱い湯に入らないと、物足りない方は、そのように2段階で体を慣らすだけでも、だいぶ刺激軽減になると思います。
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- 熱い湯に入る時の注意
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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