廃業した施設から学ぶ事も出来ます。

最新鋭の冷暖房施設、羨ましいとは思いませんね。

最新鋭の冷暖房施設、羨ましいとは思いませんね。

今回の記事は思いっきり業界ネタです。
一般の方は参考位にしかなりませんので、予めお断りしておきますね。
本日、アクトパスの望月さんのブログを読んで、失敗から学ぶ大切さを感じました。
その記事は↓

廃業施設を見て思う

先日、昨年閉館して売却希望となっている温泉施設の現地視察をしてきました。
過去、運営会社が3度変わって、ついに事業存続ができなくなったとのこと。
電気が止められた暗い施設の中を懐中電灯の灯りを頼りに歩きながら、「何故つぶれてしまったのか?これから再生できる可能性はあるのか?』を考えます。
過去、閉店から年数が経って本当にボロボロの廃墟になってしまった施設の再生をお手伝いしたこともありました。

最後の過去数年たって、廃墟的な施設を再生したことも有るそうです。
多分あそこかな~と思いつつ読んでいました。

過去望月さんが取り組んだ施設は、雄琴のあの施設の事かな?と思って読んでいました。
温浴施設は一度閉館すると、再オープンしてもなかなか継続が難しいのも現実です。
特に老朽化している施設についてはさらに難易度は上がる気がします。
例えば、お隣の上越市のあの施設も、経営母体を変え再オープンしましたが、結局また閉館してしまいました。

再オープンするには名前を変え、イメージを一新するくらいな投資も必要かもしれません。
でも、投資すれば再生はさらに難しくなるのも事実です。

温浴ビジネスで、負担になるのが上下水道費ですね。
次に燃料費
普通の日帰り温泉は大量の水とお湯を使います。
(当館も同じですが)
その水下道費用は決して無視できる費用ではありません。
更に、燃料費
大量のお湯を使う温浴施設は、大型ボイラーでお湯を沸かします。
場合によっては、数台のボイラーを稼働する施設もあるようです。

当館がなぜ、第三セクターの乱立している地区で今まで何とか残ってきたのか?
お分かりでしょうか。
当館では浴室の洗い水は地下水を使用しています。
非常に良質の地下水が大量に確保できているので、出来る離れ業です。
水風呂の水と同じ水です。
そこで、水道費用は大幅に節減できています。

次に熱エネルギーですが、温泉が非常の高温で大量に確保できています。
毎分200ℓの90℃以上の温泉をそのまま湯船に提供する事は出来ません。
そこで、地下水(平均水温15℃程度)と熱交換で、地下水と熱交換で温泉の熱を下げています。

結果50℃~60℃の温水が大量に出来ます。
夜間は殆ど捨てていますが、日中は浴室に廻して、皆さんが体を洗うお湯として利用しています。

冬期間は大広間とロビーの暖房を全て、このお湯を利用して行っています。
当館の今年の冬使った灯油の量は約1キロ=1,000ℓ以下でした。
一般家庭並ですよね。
ここ数か月、ボイラーのスイッチを入れていません。
それだけ、調整が上手になってきている証拠です。
でも、さすがに大量にお湯を使う、5月の連休とかお盆はボイラーにお世話になりますが。

下水道費用はかなり掛かりますが、水道日+燃料費の大幅なエコ体質のおかげで、現在まで生き残ってきました。

このように、生き残れる体質そのものがあるかどうかが、事業再生のポイントだと言っているのです。

これって実際に運営している施設でも大切な事で、もう一度見直してみる必要があるのではないでしょうか?

当館も、以前は暖房は全てボイラーで沸かしたお湯を使っていましたが、使っていなかった温泉熱交換ユニットを復活して、配管を変えただけで熱交換暖房システムが出来ました。

調整は難易度は高いですが、そこで生まれる成果は膨大で、当館の強みにもなっています。

実は当館は日本三大薬湯が最大の売りなんですが、同じで強みは、天然のエネルギーを上手に活用した施設なんです。誰かエコ施設の認定ください(笑)

ついでに、私が普段見ている業界のブログを紹介しましょう。
ついでに独断と偏見勝手ランキング形式です。

温浴業界ブログランキング
第一位
一番風呂日記
業界では知らない人はいないぐらいですが、元Fコンサル出身の現在はアクトパス社長の望月さんのブログです。

第二位
お風呂塾
業界の裏話が多いですね、良い人ばかりではなく、この業界海千山千の方も多いようですね。

第三位
世界ゆるるん入浴記
大手Fコンサルの入浴チームの書いているブログです。少し硬いかな?

第四位
サウナ王奮戦記
僕はあまり好きじゃない。

第五位
ぽかぽかブログ
あまり参考にはなりませんでした。
字が小さくてよめねぇし(笑)

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