2015.6.20(土)
お客様は神様にはなれません。
新潟県が生んだ、大御所歌手 故三波春雄さんのフレーズ「お客様は神様です。」と商売でよくいわれますが、僕は間違っていると思うのです。
お客様は人間です。どこまで行っても神様にはなれません。
私たちお店のスタッフも人間、そしてお客様も人間なんです。
生前、三波春雄さんは、お客様は神様ですと常に言っていましたが、皆さんが間違って受け取っているようだと、言っていたようです。
全身全霊を尽くしても、なかなか完璧なステージをすることが出来ない。そこで神様にお祈りするような気持ちで歌ってみたら上手にいったことが始まりで、ステージの始まりに言うようにしたそうです。
それは、お客=金を出している人=神様の図式ではないのです。
お客様=人間=人格なんです。
それを、金を出しているのは俺だ、と言わんばかりに横柄な態度を取る方はカッコ悪いと思いますよ。
それに、人としてどうよってことですよ。
我々スタッフも人間です。かなりカチンとすることも有りますが、口では言いません。
多分最後は笑顔で「もう二度と来ないでくださいネ!」って言われると思います。
その様な態度は、お客様も全然利はありません。
せっかく親切にしようとしても、そんな人と関わりたくないのが本音です。逆に嫌われちゃいます。
お客様にとってもその様な振る舞いは、徳にならないということなのです。
僕はお客様を卑下して、横暴な態度はおかしいって言っているのではありません。その様な風潮がおかしいって言っているのです。
その様な風潮は「お客様だから」「お金を出してくれている人だから」
「お客様の方が絶対優位なんだ」という思い込みから生まれるのでしょう。
僕はワガママ顔にふるまうお客様を仕方ないと、そのことを認める施設側が間違っていると言っているのです。
お客様も人間。
我々スタッフも人間です。
対等な人間としての対応が望まれているのだと思っています。
変なお客様は人としてどうなんでしょう?
こう考えていくと、おのずと対応策も見えてくる気がしました。
我々も、お客様になる方ももう一度この事を考えてみてはいかがでしょうか?
近い将来、「昔はそうだったね。」って時代が来ると思いますよ。
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今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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