2017.12.14(木)
これから危ない、特に高齢者が「入浴事故予防」でやるべき事!
皆さん、もう入浴事故ってご存知ですよね。
お風呂に入っていて、病気を併発されたり、倒れてけがをしたり、溺れたり最悪亡くなったりする事です。
お風呂で溺れる・・・・・・・・
普段絶対考えられない事が起きるのです。
入浴事故の実態
皆さん、年間入浴事故で年間何人の方が命を落とされているともいますか?
見かけは全く健康な方が、お風呂に入っていきなり亡くなってしまう入浴事故ですが、実は正確な数字は出ていません。
それは、例えばお風呂で溺死しても事故として報告されるので、統計に表れてきません。
さらに色々な病気を併発しても、お風呂で・・・・とはならないのです。
心筋梗塞を風呂に入っていて発病して、最悪亡くなっても原因は心筋梗塞となってしまいます。
東京都健康長寿医療センター研究所という独立行政法人が調べた結果、日本で推定で年間14,000人の方が入浴中に死亡しているという調査をしています。
しかもその八割近くは高齢者による入浴事故だそうです。
この14,000人と言う数字は、交通事故の死者の数倍になる数字なのです。
さらに、寒い地方はその傾向は強く、山形県の庄内地方の調査では、入浴事故の死亡者は交通事故の死亡者の4~5倍も多いそうです。
入浴事故の因子
そして、その入浴事故は高齢者+冬で大幅に増加します。
更に、普段から熱いお風呂が好きで、入浴時間も長い。
夜中や朝方目が覚めてお風呂に入った。
食後直ぐや、飲酒してお風呂に入った。
脱衣所や浴室が寒かったが、お風呂に入れば温まるので我慢して入った。
最近特に高血圧が酷い
慢性的に心臓が悪い
などの因子が加わると入浴事故の確率が上がります。
こんな時はお風呂に入らない
① 体調が悪い時
② お酒を飲んでから
③ 食べてすぐ(1時間以内)
④ 血圧降下剤/安定剤/睡眠薬服用後
⑤ 深夜や早朝の入浴
冬の入浴事故防止のポイント
① 脱衣所や浴室をなるべく温める
② お風呂の温度は41℃以下
③ 入浴30分前にコップ一杯の水分補給
④ 入浴前にかけ湯をする
⑤ 高齢者がお風呂に入っているときは家族は声掛けする
⑥ 上がる時はゆっくり立ち上がる
入浴事故に遭遇したら
① お風呂の栓を抜く
顔を引き上げお風呂の栓を抜きます。
② 救急車を呼んで人を集めます。
すぐに内容を伝え救急車を呼び、家族でも近所の方でも人手を集めます。
③ 浴槽から引き揚げます。
浴槽から引き揚げ、仰向けに寝かせ気道を確保し、保温する。
④ 人工呼吸と心臓マッサージ
もし呼吸をしていなければ、救急隊が到着するまで人工呼吸をし必要に応じ心臓マッサージも行う。
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- 入浴事故について
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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