2016.7.4(月)
ホタルを上手に撮影する方法(僕のやり方編)。
タイトルを見ると超ベテラン的に見えますが、素人に毛が生えた程度ですのでお許しください。
さて、僕的にデジカメに変えてから、蛍の撮影法が飛躍的に上手になりました。
フイルムは一発勝負で修正が効きませんが、デジタルカメラは多少はRAWファイル形式で撮影しておけば、多少の露出は劣化なしで修正が効きますが、明るくすることは簡単ですが、暗くするのは白飛びしている部分はデータが無いので、難しいようです。
さて、ここではデジタルカメラの、蛍の撮影法についてお話します。
ホタル撮影の手順
①前日下見をしておく。
②背景を撮影する。
③ホタルを撮影する
④画像をコンポジット(合成)する。
と言う手順で1枚の写真になります。
原則的に一晩に1枚に写真を作るのが常道になります。
まず、撮影対象もホタルは「ゲンジホタル」がベストです。
しかし、物凄い数のゲンジボタルは草々にお目にかかれません。
そこで「ヘイケホタル」も対象とします。
今回撮影したのは「ヘイケホタル」です。
フイルム時代は大型で明るいゲンジボタルしか写りませんでしたので、ゲンジボタルばかり追いかけていましたが、デジカメになって工夫次第では十分ヘイケ蛍も撮影対象になるので、撮影できる期間も長くなりました。
しかし重要なのは、蛍の飛行コースです。
そして、活発に飛行するのがPM8:00頃からPM9:00ごろまでの1時間位しかありません。
それを過ぎると、蛍は殆ど飛ばなくなります。
①前日下見をしておく。
それらを総合して、前日に下見をしておくことが重要です。
ホタルと言うのは、大体飛行コースが決まっていて、どこを通るか良く頭に入れておいてください。
そして、背景をどうするか、この下見は非常に重要で、蛍の写真の善し悪しの6割は下見で決まります。
②背景を撮影する。
次に背景を薄暗いうちに撮影しておくことが大事です。
闇夜にホタルが飛んでいても、写真的には全然面白くないです。
そこで、まだ明るいうちに背景だけ撮影しておくのです。
ここで大事なのは、空です。
薄暗いと言っても、空はかなり明るいので、そのまま撮影すると明るく写りすぎます。
そこで、空の分だけ手で押さえて光を調整する必要があります。
ファインダーで覗けは空の部分がふさがれているかどうか分かりますから、微調整します。
例えばISO100でF8だと地面の露出が20秒だとすると、15~16秒空の部分を隠して、最後4~5秒だけ露光してあげます。
そうすると、良い感じの暗さの空が撮影できます。
僕はこの手法を手ハーフフィルターと呼んでいます。
勿論ハーフNDフィルターでも構いません。
ピントはパンフォーカスで全部ピントが来るように撮影します。
③カメラの位置をずらさず、今度はホタルを撮影します。
ここで、気を付けるのがシャッター時間です。
昨日は曇りでしたので暗かったので、ISO2,000 F4 S=30秒で撮影しました。
ここで大事なのはピントです。
今回狙った蛍はヘイケ蛍ですから、光りが弱いので、3m以上離れると写りません。
そこで近くにピントを合わせ直します。
今回の撮影は電子レリーズ、タイマーリモートコントローラーと言われる設定しすれば、自動で撮影してくれるタイマーの一種を使いました。
こうすると、カメラの近くにいる必要が無く、蛍がおびえず自然に飛んでくれます。
④画像をコンポジット(合成)する。
撮影した画像を比較明合成でコンポジット(合成)するわけですが、今度はパソコンの作業になります。
僕はPhotoshop CS6を使っていますが、よくカメラなどについて来る兼価版のphotoshop elements出も出来ると思いますが、調べてみて下さい。
他にもフリーソフトがありますので、使いやすいソフトをダウンロードして使うのも手です。
と言う感じになります、参考になりましたでしょうか?
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- 蛍の撮影法
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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