2016.6.11(土)
ナステビュウ湯の山の温泉と成分と匂いについて。
お客様に、ナステビュウ湯の山は他の施設と比較すると、匂いが薄いし少し違う匂いがする、とお客様に言われたことがあります。
松之山温泉の成分
では、松之山温泉で井戸によって、匂いは違うのでしょうか?
現在松之山温泉の鷹の湯と同じ泉質を持つ源泉井戸は、植木屋さん、凌雲閣さん、鷹の湯の複数の井戸、そしてナステビュウ湯の山の井戸と、複数の温泉井戸があります。
しかし、それぞれは色も違いますし、特徴は少し違うようです。
例えば植木屋さんの井戸は鉄分が多く、赤い色をしています。
ナステビュウ湯の山はやや黒みがかった透明色ですので、明らかに色は違います。
しかし、成分表を比較してみると、細かい部分は多少違いますが、全体の成分総量とかは殆ど同じなんです。
つまり成分もあまり変わらないのです。
大まかには、同じものと言っていいくらい成分が近いのです。
つまり、出ている個所や深さは色々ですが、温泉の元は同じなので、似たような成分になってしまうのではないでしょうか?
では、匂いは?
成分が同じとしても、匂いが違うのは何故?
全体的には、油臭さ?みたいな温泉の匂いがするそうです。
僕も色々な施設に入れてもらいましたので、その施設の温泉と当館では匂いが違います。
それは、他の施設は強力な匂いがしています。
でも、当館はやや似た傾向ですが、匂いが弱く固い感じの匂いがします。
なぜ?匂いが違うの!
実は配管の不調で、循環で営業した時がありました。
その時は、まさに松之山温泉独特のにおいがしていました。
それって、どうしてか?
僕の想定ですが、松之山温泉は風化すると強烈な匂いを出すのではないでしょうか?
当館は露天風呂も内風呂も、営業完了後に全部払い、朝までに新しいお湯が溜まっているように運営しています。
だから、風化する前に全部捨ててしまっているので、強烈な匂いがしないのではないでしょうか?
それが証拠に、温まる事に差はないはずです。
興味のあるかたは、それぞれ体験して頂き、成分表を比較してみてください。
温泉の興味がぐっと深まると思います。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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