2016.5.8(日)
麻薬集客法って知っていますか?
話は全然違いますが、僕の尊敬するサッカーバカの美容師勝村大輔氏が書いたアルビレックス新潟のブログ記事を見た。
彼の仕事は、美容師、経営者?マーケティングコンサルタント?サーカー評論家?
何なんだろうね(笑)
そんな勝村氏が以前書いた、アルビレックス新潟の動員数についての記事を読んで思いました。
通常集客力があるのが、例えば我々であれば、入館料を無料にするとか、大幅割引するという方法があります。
でもそう言うのって僕は「麻薬集客」と呼んでいます。
麻薬集客とは、使うと非常に効きが良く、次第に麻薬のように依存性が強く、それなしにには成り立たなくなり、次第に廃人になっていくというものです。
この場合会社に置き換えると廃人=倒産って事です。
当館も以前は無料券や半額券の乱発発効に集客を頼っていました。
今から8年前、社長に就任した時、早期に無料券の発行を止めると宣言しました。
確かに、無期限の無料券を乱発するなんて無謀ですよね。
あれから、いまだに当時発効した無料券を持って来る方もおいでです。
物持ち良いね(笑)
その当時当館では、館内が汚れる。物がなくなる。(5~6個山積みしていたトイレットペーパーなんて直ぐになくなりました。)
お客様同士で喧嘩する。クレームが増えるなどなど色々ありましたね。
これらに共通して言えるのが、「施設やスタッフに愛が無い。」って事ですよね。
無料だから、わざわざ来てやった的な事なんですよね。
勝村さんも、初回限定サービスは再来店に繋がりにくいというリスクを伴います。
一時は、爆発的な集客に成功したアルビレックス新潟でしたが、2005年をピークに観客動員数は減少し、1試合平均4万人を集めたスタジアムは、次第に空席が目立ち始め、2013年には、1試合平均2万5千人を切る結果となってしまったのです。安売りを手段に集客には成功したものの、再来客が一向に増えず、さらに安売りを繰り返してしまう・・・
ところが、アルビレックス新潟は、このような新規客頼みの負のスパイラルに陥るどころか、新規客はリピート客に、リピート客はサポーターへと・・・着実に変貌を遂げていたのです。
なぜ、アルビレックス新潟がそうならなかったのか?それは
「アルビレックスを支えているのは信頼関係」
地元企業に何度も足を運んだり、来場者の不便を聞いて回ったり、サポーターとのコミュニケーションに力を入れたり・・・
「顧客との交流を続けることでチームとサポーターの信頼関係を築くことができた。」
と言っています。
なるほどね。
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- 麻薬販促
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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